【断酒・アルコール依存性】断酒1年目までの5つのステージを知ろう
断酒系のブログ、YouTubeを見ていると壁期やハネムーン期という言葉を目にすることがあると思います。
これは断酒してから1年間、多くの人に起こりうる『長期離脱症状(遷延性離脱症候群)』のステージの事を指します。
今回はこの長期離脱症状のステージについて簡単に解説します。
ステージ①緊張期(0日~14日)
断酒最初の2週間、『緊張期』です。この時期は初期離脱症状期間といっても良いかもしれません。
断酒することで、今までお酒が入っていて当たり前だった身体が、急に入って来なくなることにより、身体に様々な初期離脱症状を引き起こします。
不眠、不安、頭痛、眩暈、吐き気、手の震え、幻聴、幻覚等々。人によって、様々な症状が現れます。
ステージ②ハネムーン期(15日~90日)
続いて『ハネムーン期』。断酒2週間から3ヶ月目位までの時期です。
『緊張期』(初期離脱症状)を終えて、身体からお酒が抜けてきて、一気に楽になってきます。
アルコールを身体に入れない事の素晴らしさを実感してきます。二日酔いが無い、毎朝目覚めが良い、良く眠れる、良く食べれる、痩せる等々。
とにかく断酒する前の自分の身体からは想像出来ない程に、回復してテンションが上がります。
ステージ③壁期(91日~180日)
断酒してから1つの壁。『壁期』です。
ハネムーン期は身体がみるみる回復して、断酒していることのメリットを享受出来る時期でした。
しかし、断酒3ヶ月目ー半年目位に停滞期が来ることがあります。いわば、断酒している状態が当たり前になってきてしまい、緩慢になる時期でもあります。
人によってここで、初期離脱症状のような頭痛、不安、不眠、吐き気、動悸等が発生します。スリップする方も多い時期です。
ステージ④適応期(181日~270日)
断酒半年を過ぎた辺りから『適応期』に入ります。
辛かった『壁期』も終わり、徐々に身体がアルコール無しの状態に適応してきます。
身体症状が続く場合もありますが、かなり楽になってきます。また、その状態が普通の自分なのだと、受容出来るようになります。
ステージ⑤解決期(271日~365日)
断酒9ヶ月目から1年目まで。季節もイベントも一周を迎え、飲酒欲求も少なくなり、断酒も安定する時期、『解決期』を迎えます。
ここまで来れば断酒も1つの区切りと言って良いと思います。
私の場合ポイントは①の緊張期(初期離脱症状期間)と③の壁期でした。
①については過去投稿で何回か触れていますので、③壁期について、次の投稿で触れようと思います。