![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/33924593/rectangle_large_type_2_217587f65f8590d91a171f969011a00c.jpeg?width=1200)
Photo by
soeji
『酒好き肝臓専門医が教えるカラダにいい飲み方』の記事に感じた違和感の正体
下記のような記事を見掛けました。
著者は酒好きを自認する肝臓の専門医だが、特筆すべきは「まったくお酒を飲まない人より適量を飲む人のほうが健康を維持できる」と断言している点である
著者によれば、健康に最もよいのは、1日に20~40グラムのアルコールだという。
いやいやいや。どう考えても
①全くお酒を飲まない人
②適量を飲む人
だったら①の方が健康でしょ。と真っ先な感想。
自分がアルコール依存性末期まで追い詰められ、断酒をして、酒害を勉強したこともあり、酒に対してかなりネガティブなイメージを持っていることは否めません。
が、そのバイアスがあったとしても、運動・食事・睡眠の全てに悪影響を与えうるアルコールは全く取らないのが健康に一番良いに決まっている、と思っています。
しかし、物事はフラットに見ないと宜しく無いですね。
ということで、記事元の本『酒好き肝臓専門医が教えるカラダにいい飲み方』をAmazon Kindleで購入して読んでみました。
結論から言うと、本の内容は私のアルコール関連で学んできた、内容と同じで、酒害についてもしっかり記載されていました。
あくまで、人によって、体質によって、条件付きで、適正量の飲酒が身体に良い側面もあり得る。
お酒は毒にも薬にもなる、という内容で納得しました。
違和感の正体は、
『条件付きで』
『人によって、体質によって』
酒害は異なりますよという所を省いて、『適正飲酒の方が身体に良い』と断定してしまった記事の方でした。
しかし、記事も省いただけなので記載内容に不足はあるものの、誤りではない(正解でも無い)と思います。
今回の記事、本を読んで学んだことは、自分が都合の悪い、考えと異なる情報に触れた時にバイアスを可能な限り排除して、フラットに見る、受容する姿勢の重要さでした。