『いやー飲み過ぎて記憶飛ばしちゃったよ』とか笑って言っている場合では無かった
酒飲み時代何度も言ったセリフ。
『いやー飲み過ぎた。後半から全然記憶無い。酷かったでしょ?次の二日酔い酷くて夕方まで寝てた。』
笑って言っている場合では無かった理由が2つあります。
①記憶を飛ばす(ブラックアウト)は急性アルコール中毒の手前
過去の投稿で急性アルコール中毒の記事を書きましたが、記憶を飛ばすということは
脳では小脳まで麻痺に侵されてしまい、立てなくなります。この時海馬(記憶を司る所)まで麻痺してしまうと、記憶が飛ぶ=ブラックアウトとなります。
お酒飲んで気持ち良くなってきたな、の延長では無く、脳の根幹の小脳や海馬までもがアルコールに侵されていた、ということです。
急性アルコール中毒の一歩手前。笑っている場合では無いですね。
②自分の行動に責任が持てない時間があるという恐ろしさ
一番怖いのは記憶飛ばす=自分の行動に責任が持てない空白の時間が存在するということです。
酒飲みであれば、一度は記憶を飛ばして、
・身体のどこかを怪我していたり
・友達にLINEや電話を掛けまくっていたり
・よく分からないお店のレシートが財布から出てきたり
・これ必要?ってものをコンビニで買っていたり
・どこから帰ってきてたか分からないけど家の布団で寝ていたり、、、
という経験があると思います。
これは本当にラッキーなことです。この程度で済んだことがです。
◼️酔っぱらって路上で寝て車に引かれていたかもしれません。
◼️酔っぱらって線路に転落して、電車の下敷きになっていたかもしれません。
◼️そして、誰かに暴力を危害を加えて、加害者になっていたかもしれません。
自分はそんなことしない?。でも、記憶が無い時点で、保証はありません。
たまたま大きな被害も加害もしなかっただけで、ニュース沙汰になるのは明日かもしれません。
お酒を飲んで記憶を無くすとは、自分で責任の取れる範囲以外の行動をしてしまう可能性があるのです。
過去の自分への戒めでもありますが、お酒飲み過ぎて記憶飛ばしちゃったよ、は笑えない結果を生み出す可能性があります。
お酒は笑える範囲までにしておきましょう。
毎日のようにニュースでそのラインを突破してしまう人がいるのですから。
その時に、記憶が無い・覚えてないは通用しないのです。