やわら

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金木犀レポート2

金木犀はまだだよと用心している まだ大丈夫 なつかしい 母さんのいた最後の季節は秋 窓を開けたら飛び込んで来たね

    • 金木犀レポート

      ささやかな情報に詰まっている あなたの状況 いつも見てる

      • 鳥の声

        私に届いた。胸が震える。もう来ないと思っていた。曇り空に祈った。

        • モチーフ1

          辺りの景色は、緑一色で細かく風に揺れている。誰かがいたようだ。少し前なのか百年前なのか分からない。 寂しくはなかった。いつからかそのことは忘れていた。走って走って通り抜けた。風の音だけを聞いていた。

          鳩の声が聞こえるのはいつも曇天の日 大事なコアラとぎこちなくなってしまう海亀をなぐさめる声

          私の歌

          ダニエル・ジョンストンの歌を聴く海亀 寂しげなところが好き 歌詞はよく聞き取れない 感じるのは、私の愛は受け入れられないだろうということ それでも歌い続ける 最後には叶うから 悲しくても 語りかけよう

          ごめん

          茶虎は時々怒ってしまう コアラを悲しませてしまう 優しいコアラ 泣く茶虎

          回想

          海亀とサボ猫 15年来の付き合い 話す事はあまりなかった 時々オセロをした

          タバコ

          新聞を読んでいるサボ猫 友達の海亀が訪ねてきた そろそろ故郷へ帰るらしい 寂しくなるね さよならと言い合って別れた