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雨宮まみさんのこと

真面目に生きてちゃダメか?という雨宮まみさんの本に出会ったのは数年前。

お悩み相談。
彼女は自分の人生と向き合いながら
悩む人の心によりそってきた。
自分のことばで。

わたしは当時読んでいてとても共感して
彼女のように生きれたらと思っていた。
彼女は自分の恥部と思えるようなことをそのまま話す自伝も出していた。

彼女が命を自ら経ったことを知ったのも数年前。
すごく怖くなった。

彼女は自分のことを受け入れられていたのかなと悲しくなる気持ちも含めて
同じ思考だから、わたしもいつかって怖くなった。

だけど私は、自ら命を断つ人を否定はできない。りゅうちぇるがそうしたときにもとても悲しかったけどそう思った。

そう思う自由というか、そうしてはいけないと深く思っていた2人のように思う。
そうしてしまうと、私の大好きな人たちは悲しむ、原因を探る。
わたしも、実はそんなことを考えて
消えてしまいと思うとき、消えてしまうのを我慢したと思う。

雨宮さんの文章、いまでも心に深く刺さる。
そんなに人のためにね、考えなくてもよかったんだよ。愚かだと思う、人を傷つけることだって自由にしてよかったんだよって思うけど。
でもその人たちの選択を否定しない。
わたしは、たまたま。
誰かが悲しむ罪を考えてしまって、実行できずに生きながらえている。ただそれだけだとわかってる。

その選択をどうか、許してあげて欲しいと思う。
もちろん人は、生き物だから生命こそが正義だけど、人を傷つけるのが辛かった、受け入れられなかった2人の選択を
わたしは認めてあげたいと思った。
そしてわたしは、人を傷つけても
なんの問題もないのだと思っていいと
2人に教えられた。

私がまた、二人の言葉を聞きたかっただけ。

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