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質問力⑦前編/仮説・決めつけ


『質問に困った時に使えるテクニック9選』で紹介した、6番目の「仮説を問う」7番目の「決めつけ」の詳細を紹介させて頂きます。

質問をたくさんした方が相手からの好感は得られやすいのですが、嫌われる質問があります。
それは尋問質問や面接質問のように次々と色んな種類の質問をすることです。

例えば

💁‍♀️「年齢は?」
🤵‍♂️「40」

💁‍♀️「趣味は?」
🤵‍♂️「映画鑑賞」

💁‍♀️「独身?」
🤵‍♂️「妻と子供2人」

💁‍♀️「今なんじ?」
🤵‍♂️「今オヤジ」

💁‍♀️「星座は?」
🤵‍♂️「モナリザ」

💁‍♀️「血液型は?」
🤵‍♂️「クワガタ」

💁‍♀️「何県出身?」
🤵‍♂️「志村けん!」

これでは話が広がりませんし、質問される側は尋問や面接のように感じ不快に感じます。

こんな尋問質問には、私のようにふざけて答える人も出てくるかもしれません。

余談になりますが、水曜日のダウンタウンでダイアンの津田さんを寝かせずに、通しで24時間インタビューする企画がありました。
津田さんは2623問の質問を浴びせられ、最後はキレる場面も見られました。
質問攻めは時には相手を苛立たせる事もあるのです。

そんな尋問質問を避けるためには、フォローアップクエスチョンをする事が、代表的な対策でした。

そして今回オススメしたいのは、仮説や決めつけです。

例えば

💁‍♀️「そんな面白い切り返し出来るなんて、お笑い好きなんですか?」(仮説)

面白い切り返しから→お笑い好きという仮説を立てています。

💁‍♀️「そんな面白い切り返し出来るなんて、お笑い好きですよね!?」(決めつけ)

面白い切り返しから→お笑いが好きだと決めつけています。

💁‍♀️ポイント


ここでのポイントは、相手の特徴をしっかり観察する事です。
初対面など関係が深くない時は、長所(良い特徴)に注目するのが無難です。
仮説や決めつけを使う事でシンプルに褒めるよりもさりげなく自然に褒める事ができます。

また、この質問はクローズドクエスチョンにもなっていてYES orNOで答えられる簡単な質問な為、答える方は楽です。

更に、仮説や決めつけは質問感が少なく尋問や面接ではしないような質問になっていて、不快感を与えにくくなります。

イジリ

仮説や決めつけはイジリやディスりにも使えます。

例えば

💁‍♀️「四つん這い好きなんて、絶対変態ですよね!?」決めつけ
💁‍♀️「そんな声出して、キモいってよく言われませんか?(笑)」仮説

イジリはM(マゾ)の人は喜ぶでしょうが、相手を不快にさせるリスクも高いので関係性には充分に注意しましょう。

イジリはどちらかというとお客様側からセラピストへすると面白くなりやすいです。

例えば

🤵‍♂️「〇〇ちゃんのツイッター食べ物ばかりで絶対食べるの好きだよね!?」決めつけ
💁‍♀️「えー、バレた(笑)」


🤵‍♂️「彼氏今10人くらい居るよね!?」決めつけ
💁‍♀️「そんなにいるわけないでしょ!1人も居ないわ!!」
🤵‍♂️「モテそうだからたくさんいるのかと思った(笑)」

シンプルに
「食べる事は好きですか?」
「彼氏居ますか?」
と質問するよりもユーモアを出す事で盛り上がったり、相手の情報を聞き出しやすくなります。

食べる事は好きですか?は少し失礼に思われる可能性もあります。

彼氏居ますか?といきなり聞くと警戒されて濁される可能性があります。
10人彼氏いるよね!?とユーモアを交える事で相手から情報を得られる可能性が出てくるのです。

お客様によっては女性をイジって楽しみたいという方もいらっしゃるので、イジられ上手になる事も立派な強みになると思います。

違った時のフォロー

もしも仮説や決めつけが違っていても冷静に落ち着いて笑いに変えるくらいの気持ちでいましょう。

例えば

💁‍♀️「〇〇さんって、芸人さんですか?」
🤵‍♂️「え、違うよ!」
💁‍♀️「えー、面白いから芸人さんかと思った
🤵‍♂️「初めて言われたわ(笑)」

これはシンプルに
💁‍♀️「〇〇さんは面白いですねー」
と褒めるよりも、盛り上がりますし、社交辞令感も薄れさせる事ができます。

他には

💁‍♀️「〇〇さんは社長さんですか?」
🤵‍♂️「え、違うけど、、」
💁‍♀️「えー、落ち着いててオーラが出てたので社長か経営者かと思いました
🤵‍♂️「たしかに落ち着いてるとはよく言われるね(笑)」

芸人や社長の例はわざと間違えにいった仮説や決めつけですが、これを言われて嫌に思う人は少ないのではないでしょうか。

仮説や決めつけが外れても冷静にフォローする事でプラスに働かせる事ができるのです。

注意点

初対面でネガティブな仮説や決めつけをすると上から目線で不快に思われる可能性もあるので関係性が浅いうちは充分に気をつける必要があります。
(初対面ではポジティブな仮説や決めつけがオススメです)

イジる要素のある仮説や決めつけはプライドが高い人やイジられ慣れて無い人には不快にさせる恐れがあるので気をつけましょう。

例えば

お客様からセラピストへ
a🤵‍♂️「〇〇ちゃんて、頭弱いよね!?」
b🤵‍♂️「ノリよくて軽そう!?」
c🤵‍♂️「美人でスタイルいいからモテるよね!?」

セラピストからお客様へ
d💁‍♀️「〇〇さんは真面目で優しそうですね!?」

cやdは褒め言葉で一見喜ばれそうですが、c見た目で判断されるのが嫌だったり、d真面目で優しい男はつまらない男だと思っている人には不快になる事もあるので気をつけた方が良さそうです。

仮説や決めつけのメリットまとめ

・簡単に答えられる
・自然に褒められる
・質問感を減らせる
・相手に興味があると伝えられる
・信頼関係ラポールを築ける
・イジれる
・違っても笑いに変えられる


次回、仮説や決めつけに関連しているコールドリーディングという方法について紹介します。

コールドリーディングについては来週後編として記事にします。

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