岡村隆史を批判する人を批判する　女性蔑視ではない

こんばんは、男娼Dです。

最近芸人の岡村隆史の番組内での発言が炎上しているという話を聞きました。ちょっと批判があらぬ方向に進んでいるんじゃないかと心配になったので記事を書くことにしました。冷静に読める人に読んでほしいです。

書きなぐりなので読み返して推敲した文章ではないです。誤字や繰り返しがあったらすみません。

件の適当な記事のリンクです。

FRIDAY　岡村隆史「コロナ風俗発言」謝罪も番組降板署名開始でドロ沼の予感

＞「コロナが終息したら絶対面白いことがある。美人さんがお嬢（風俗嬢）をやります。短時間でお金を稼がないと苦しいですから。今はお金を貯めて踏ん張りましょう」

＞と、新型コロナの影響で収入が減った貧困女性らが風俗店で働くことを楽しみにしているという趣旨の発言が大問題となっていた。

とのことです。これは全くもって女性蔑視ではない。どこが女性蔑視のポイントなのか教えてほしいくらいだ。

もともと、岡村氏は風俗通いで知られていたそうですね。独身で精神も病んでという状況で性欲が抑えられなくなったのでしょうか。笑

まあ、それ自体は何の問題もないでしょう。サービスを提供する人間がいて、サービスを受ける人間がいる。たったそれだけのことです。

フェミニストやら女性蔑視だと考える人は、「経済的に困窮しているから仕方なく働いている女性だっているんだ！そこに配慮しなくていいのか！」というでしょう。

待て待て。

それをいうならば貧困故に性産業に従事しなければいけないということ自体が矢面に挙げられるべきだ。それでさえ、身体を売ることが１つの仕事として成立している以上貴賎もないはずだから従事していない無関係の人が文句を垂れるのはナンセンスだ。

私たち男娼だって性産業で働いている。ノンケの自分は人並み以上に意識しているかもしれないけれど、身体を売るということを特に強く意識して仕事をしているし、それが求められて、なおかつ提供できる能力を持ち合わせていることに誇りを持っている。

周りのボーイには経済的に困窮していたり、日中の仕事の給与に不安を覚えて売り戦で働いているという人も少なくない。

ただ、ボーイは自分の体を商品として売っていることをよく理解している。しかも普通の男には考えられないほど徹底した美意識を持っている。待機中のボーイの会話は脱毛の話で盛り上がっていたりもするのだ。（俺は毛が生えている方が好きだ、などもある）

ともかく、自分を対象化して、モノとして見られるようにしなければいけない。キャラクターとして、容姿は当然のこと、性格なども売込まなければいけない。水商売に従事するということ自体が元来そういうものなのだ。

そこに無関係なフェミニストが「女性は消費物ではない！」とか何とかいって横槍を刺してくる。風俗嬢は自分が消費物であるかのように演出するのが目的であって、そう思ってくれる岡村のような人間はまさに風俗が求めているお客様像なんじゃないかと思う。

コロナ禍というイレギュラーな経済危機が日本中を襲っている今、日銭を稼ぐためなりで水商売に手を出す人も増えてくるだろう。しかも、なにより水商売に向いている人（岡村氏の言う「美人さん」）が参入するということは業界にとってもいいことです。

何よりも問題なのは、水商売を仕事として認めていないことです。ビジネスとして考えれば、良い人材が入ってくることはいいことです。新型コロナという不幸によってもたらされると言う事実を楽しげに言うことは確かに不謹慎かもしれません。でも、女性蔑視ではないのです。むしろ、多くの人間が風俗で働く女性（意識さえしていないだろうけど我々男性も）を下に見ているからまるで「女性蔑視の発言」であるかのように感じられてしまうのです。

岡村氏の発言はいち風俗ユーザーとして至極まっとうなコメントです。そういった考え方の上に風俗業界が成り立っています。風俗が成り立っている基盤となる考えを否定することは風俗業界を否定することに他なりません。

そもそも風俗が金払いの良い仕事だと言うことは多くの人が知っているはずです。同時に偏見のある仕事であること、リスクがある仕事であることも知っていあるはずです。金銭的困窮があるのであれば、自己破産なり生活保護なり、社会に頼る方法はあります。水商売従事者は、いくつかある選択肢の中から風俗で働くという選択をしているのです。その自由意思を尊重することはできないのでしょうか。それとも、風俗で働く人は正しい判断ができない人たちだと見なされているのでしょうか。

結局、人は物事を見たいようにしか見られません。岡村氏の発言に女性蔑視を見たい人が見ているだけと言うことなのでしょう。

相方の矢部氏が公表したコメントも悪意に満ちていましたね。わざわざ人格否定まで入れることはないのに、風俗という繊細な話題に敏感になってしまったのでしょう。

とまあ男娼もいるぞということと、性産業を見下すなと言いたい私なのでした。

めでたしめでたし。