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店主のタワゴト④
こんにちわ!男だらけの育児Cafe、共同店主の後藤です。
昨年の今頃、世の中を大きなニュースが駆け巡りました。さて何でしょう?
…
そうです。改正育児・介護休業法が定められたんです。6月3日のことでした。
そしてこの改正、「パパこそ見過ごせない」ものになっています。何と言っても、「男性の育休」について、色々な言及がガツンとされた改正ですから。
この改正におけるポイントは数ありますが、中でも大きなものは
1:企業側の推進が義務化された
2:「男性版産休」の実現と、柔軟に取りやすい制度変更
の2点に集約されると思います。
他にも注目のポイントもあり、ここでその中身を語ると長くなってしまうので、フルサイズ解説はまたの機会にしようかと(需要があればですけど)思いますが、一個だけ。
どうしてもこれは言いたい。
ということで、このような事例を見てみましょう。
…
どうですかね。
実は日本の育休って、世界有数の充実した制度なんです。
・子どもが1歳になるまでの1年間取得可能
・社会保険加入者への育児休業給付金は67%、手取りでザックリ8割
・パートナーが子供が1歳になるまでに育休取得していれば、延長OK
・保育園に入所できない場合等もMAX2年まで延長OK
特にもパパに対しては、子どもの出生後8週間以内に育児休業を取得orその期間内に取得を終えていた場合、特別な事情がなくてももう一度育児休業が取得できる「パパ休暇」という制度もあります。
例えば、大国アメリカを見てみますと
・FMLA休暇で年間最大で12週間休、でも取得中の経済的支援はない
・上記の通りなので、多くの女性は出産後すぐに職場復帰するケースが多い
・適用条件を満たすのは全労働者の60%くらい
また、州によっても差があるようで、格差を生む問題として向こうでも課題視されているとのことです。
そんな凄い恵まれた制度なのに、なんで誰も使わないんだろう?その答えの一つが、先ほど挙げた「パタハラ」のような課題にあるんです。
産後1年未満のママの死因で一番多いと言われるのが「自ら命を絶ってしまう」というケース。
パパは日中仕事。同居の家族もいないので、日中はママ一人で小さな命と向き合い続ける日々。乳児は特にも大変でしょう。言葉も通じなければ、トイレもお風呂も全て人の手がいる。
そんな中で心身ともに疲弊して…なんてことは、想像が容易です。だからこそ、パパのサポートが大事。
でも、そのパパも「本当はサポートしたいのに、出来ないんです…」という声のなんと多いことか。
そんな時こそ、一人で抱えないでほしい。誰かに話して楽になる事って、きっと沢山ありますから。
こんなパタハラを乗り越えた僕でよければ、色々聞きますから。
パパもママも誰もが、自分らしく仕事も育児も目いっぱい楽しめるように。そんな未来を次の世代へと遺していくために。
この育児Cafeも、そうした未来づくりの一つなんです。
★男だらけの育児Cafe @岩手★
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〇NPO法人ファザーリング・ジャパン東北 岩手支部
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