ブースもポスターも
好きなこと・取り組んでいることはいくつかあって、
それらの根はつながっているかもしれません。
6月初め。
失語症を含むコミュニケーション障害に関する学会に参加しました。
会場は東京・池袋でした。
プレゼンテーション方法は、口頭かポスターかの2択で、
ポスター発表を選びました。
その場に集まった人たちと活発に意見を交換できるから、です。
ポスター掲示スぺースは、一畳くらいの大きさです。
大学の先生方は、掲示板に合わせたサイズ1枚を掲示する方が多かったと思います。
自分はパワーポイントで作成して、10枚のスライドをA3サイズに印刷して持っていきました。上のイラストの中央のイメージです。
以前の自分のポスター掲示ですが、
椅子を借りて、不安定なパネルにしがみついて、1枚ずつ画鋲で留めていました。
一旦貼ってから、眺めるとずれてて貼り直したり、
なかなかのハードワークでした。
スーツを着て、この作業をしていた時期もありました。
発表前に汗だくになってました。
この数年は、楽な掲示方法を事前に考えておくようにしました。
この感じは、何かにとても似ています。
文学フリマのブース設営です。
奇しくも、文学フリマ出店経験が学会発表に活かされました。
こう思った途端に、学会のプログラム集が、文学フリマの配布冊子に見えて
きてしまいました。
こんなことに思いを馳せていたら、
お隣のブース、もとい、ポスター演者の方々の会話が聞こえてきました。
「え?同人誌の話してる??」
思わず、
「今、同人誌の話、されましたか?」
すると、
「はい、同人誌を印刷するようなところで、ポスター印刷してもらうといいですよ」
と答えてくれました。
「すみません、同人誌と聞こえたので、つい」
と言いつつ、
【つまり、あなた様の同人誌をつくられるのですよね】
と伝えているつもりでした。
その御方から、
文学フリマの各地の開催に伴って、最近では印刷所でかなり安価に製本してもらえるようになったことを教えてもらいました。
名刺交換もさせていただきました。
名刺を見て、自分が話していた方は大学の先生だったと知りました。
文学フリマのブース設営も、学会のポスター掲示も、作業は似ています。
その場が貴重な情報交換の場であることに至っては、
実に重なっていると思いました。