リメンバー、病院祭 7.そしていつかの病院祭
リメンバー、病院祭 7. そしていつかの病院祭
COVID-19感染拡大予防で中止となった病院祭。
中止になったことで、自分は職場での負担が減ったと思っています。
何が負担となっていたのでしょうか。
病院祭、あるいは所属科が担当した体力測定ルームが内包していた、自分が問題だと思ったことを書き留めておこうと思いました。
1.「伝え方」の問題だったのか
「2.体力測定ルームから見えたのは」で挙げたのは
・脱線ばかりで 先が見えないリハカンファ
・脳内ホワイトボードの存在
・体力測定ルームには、実施マニュアルがない
でした
「3.味見ていどの視覚化」で挙げたのは
・模造紙の裏紙や パワーポイントを使って視覚化を試行
・視覚化の場において、ポニー先生(仮名)、リボン先生(仮名)の表情は硬かった
でした
よほど相手との取り決めがなければ、どこの職場でも、どの相手でも、 口頭伝達が重視されるものでありましょう。所属科でも同じです。
自分の所属科では、伝える時に揚げ足を取られない、 言い間違えや隙がないセリフを述べることが重要のようです。
まるで上官への報告みたいです。
何故でしょうか?
学校教育のすり込みか、 医療者としてのステータスか、偉い人であることを示すためか、など考えらえます。
この「口頭伝達重視」の風潮は、言語リハビリを担当している自分には、悩ましいことです。
報告・連絡・相談 とよく言われますが、口頭伝達は確かに日々欠かせないことです。しかし、言語リハビリを生業とするようになってから、過剰に持ち上げるものでもないと思っています。 このことは、自分の他の記事でも度々書いております。
2.「同調圧力」の問題だったのか
「2.体力測定ルームから見えたのは」で挙げたのは
・休憩時間になっても 会場の飾りつけを終了させない
・所属科の病院祭担当のために作成されたはずの「すること一覧」の中身が年々増えていく(後任になるほど「することが増える」と暗に語っている)
・「担当の采配次第」と言われても 実際には一部のスタッフが修正・変更したことを採用している
という所属科の「不思議な習慣」でした。言っていることと 行っていることの乖離と言えるのではないでしょうか。
この習慣には頑張ってる感をアピールせねばならないという縛りが見え隠れしています。
そして、身内の法事が思い出されます。
その法事では、
「みんなでお昼ご飯にしましょう」と言いながらも、一部の女性はいつまでも台所で食事の準備や空いたお皿の片づけをしていました。
〇子さんが買ってきたお饅頭はお坊さんに出されずに、 △子さんが「お姑さんお墨付きのお饅頭を買い直したとか‥‥‥
「5.使命感 燃ゆ」で挙げたのは、
・ポニー先生(仮名)から「地域包括ケアシステム」への積極参加の呼びかけ
・体力測定ルームでの「地域包括ケアシステム」関連の掲示物を作成
・ポニー先生(仮名)の「脳内ホワイトボード」に「士協会の御触れに応じるべし」と書いてあるのではと勘ぐってしまった
でした。
掲示物作成のための残業は明言化されていませんが、迫りくる圧力は感じました
3.「安心したさ」の問題だったのか
「6.静観と干渉のあいだ」で挙げたのは
・振り回されることで安心できる人もいるのではないか
でした
指示通りに行って安心していたことをこの項目では、「呪縛依存」と呼びました。
(続く)
2021年7月4日