亡き母の記録③〜RK病院での面談

担当医からの説明を受けた母は、抗がん剤治療を頑なに拒んだ。緩和ケア病院への転院が決まったのもそれが理由だ。

2度目のソーシャルワーカー(SW)さんのとの面談の時、1枚のDVD-ROMを渡された。中は母の検査結果やCT画像が入っているらしい。
その後、病室の母の元へ顔を出して、私は宿泊先へと戻った。

当時(今もそうだと思うが)コロナの影響で、入院患者へのお見舞いは基本受け付けていなくて、SWさんとの約束がなければ、母を見舞うこともできなかった。
私の子も見舞いに行きたがっていたけれど、そんな理由で諦めた経緯がある。できることなら、少しでも話ができるうちに会わせてあげたいと強く願っていた。

RK病院での面談はごくスムーズに終わった。
面談の後、見学もさせてもらった。緩和ケア病棟は最上階にあって見晴らしも良く、穏やかに過ごせるだろうと思えた。

数日後、SWさんから連絡があって、転院日が決まったと報告があった。
転院には付き添わなければならないので、子どもに連絡して一緒に行くことにした。

つれづれに書き連ねていきます。よろしくお願いします。