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5月10日 おりる・つなぐ場としての「シェアリビング」

バタバタとしているうちに、シェアリビングで集ってから2週間も経ってしまった。
記憶の奥のほうから、シェアリビングのぬくりとした雰囲気と対話の内容をなんとか思い出す。

今回のシェアリビングは、アオキさんとマミちゃんと私の3人。
少し遅れていった私は二人の待つぬくりとしたシェアリビングに入って、ほろ苦いアイスコーヒーをごくごく飲んだ。

シェアリビングでは、そう決まっているわけではないけれど、近況であるとか、最近モヤモヤしていることをお互いに持ち寄ることが多い。そこから、「これっておかしいんじゃないか」「これってしんどいよね」と場をつくるうえでのヒントが出てきたりする。(出てこないことももちろんある)
今回は「わからないことをそのままにする難しさ」について話した。コミュニケーションするとき、私たちは相手のこと完全に知っているわけではなく、知らないままコミュニケーションが進行していく。それは当たり前のことではあるけれど、わからない部分が多ければ多いほど、相手を傷つけないか・・・そんなふうにコミュニケーションすることが怖くなる。
でも、わからない部分がある状態での、素朴な「あなた」と「わたし」が対峙することで生まれるピュアなコミュニケーションというのもあるだろう。
知る・決めつける、ではなく、「わからないまま」をちょっぴり怖がりながらも受容して、対話していく。それがこれからのコミュニケーションなのかもしれない。

コミュニケーションと「わからなさ」の話をひととおりすると、いよいよ、どんな場を創っていくか話し合った。
前回のシェアリビングでは、こんな場のイメージができあがっていった。

家で一人きり、二人きりでご飯を食べている人が、誰かとホッと食事を取れる場所を作れないか・・・そんなイメージが膨らんでいった。
でもそこは「シェアリビング」。いきなりカフェのような「サービス」にしてしまうのではなく、まずは自分のご飯を持ち寄って、集まる場所にしていきたい。そして何よりも、普段子どもを見ながらバタバタとご飯を食べている大人がゆっくりとご飯が食べられるように、子どもの見守りをする人がいる。みんなで子どもを育てていく、「ゆるやかな家族」のような関係が紡がれるかもしれない。

4月26日 緊張をほぐす「シェアリビング」

やっぱりテーマは「子育て」の話に。子育てと仕事を両立する人も増えているが、「子育ての世界」と「仕事の世界」はなかなか交わらない。独立した別の世界として成り立っているけれど、二つの世界が交わる場所があってもいいのでは・・・。交わる場所で、それぞれの世界の「しんどさ」をおろしていく。そうすれば、「子育ての世界」で「しんどさ」を抱える人も、「仕事の世界」で「しんどさ」を抱える人も、それぞれの「しんどさ」からおりて少しは生きやすくなるのではないか・・・。シェアリビングがそんな「おりる場」になったらいいな、という思いが浮かんできた。

そもそも「仕事の世界」のしんどさってなんだろう。そして、「仕事の世界」からはみ出すことがこんなにも怖いのはなぜだろう。
私たちは孤独にならないために、どうにか社会とつながっていたいと思う。そのために仕事を居場所の一つと捉えることも多いだろう。でも、「社会とつながる」=「お金をうむ」になってしまっていないだろうか?
本当にお金をうまないと社会とつながれないのだろうか?

もうひとつ、「仕事の世界」からはみ出す怖さの理由がある。自分の価値を証明するためには、お金を稼いで生産している必要があるとどこかで思ってしまっている自分がいる。
でも、本当に、そんなことはないのだ。
お金を稼いで何かを生産していなくても、私はここにいるのだ。
それを受け入れることはとても難しいけれど、でも、私もあなたも、何もうみださなくても、ここにいるのだ。そして、ここにいていいのだ。

でも、手放しに「稼がなくても生きていけるよ~!」と誰しもに声をかけられない私たちもいる。私たち自身お金に頼って生きている。
それでも、お金をうむことで自分を肯定するという「しんどさ」から少しの間でも「おりて」、「私はここにいて、誰かと、社会とつながっているのだ」そんなふうに思える場を創っていくことはできるかもしれない。
そんな場、創っていきたい!

たくさんの知恵とアイディアと存在をより合わせて、より素敵な「おりる場」を創っていきたいと思っています。
次回の開催は5月31日(金)10:30~12:30(くらい)です!
ゆるっと「シェアリビング」を一緒に作っていく時間を過ごせればうれしいです。
ぜひぜひお気軽に、美味しいドリンクを飲みながら話しましょう!


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