女性の一生を考える
女性が一生のうちに経験する様々な出来事の中で、どうしても付き合っていかなければならないのが「ホルモンバランス」ではないでしょうか?
大抵の女性が10代で初潮を迎え、妊娠と更年期の期間を除けばずっと生理と付き合わなくてはならないため、忌々しい生理痛やホルモンバランスの乱れから来る体調不良と付き合わなくてはならないため、女性にとってのライフスタイルは日々様々な不調と付き合っていくことになります。
私自身、生理痛が重いタイプだったため、若い頃から4週間おきの腹痛や頭痛・吐き気・めまいなどその他の症状に悩まされておりました。
22歳の時に息子を出産したのですが、妊娠期間も体調は悪く、妊娠4ヶ月まで妊娠悪阻(つわりが酷くて食事も取れない状態)になり、同時に切迫流産にもなってしまったため入院をしました。
妊娠6ヶ月からは切迫早産になってしまい、結局妊娠5ヶ月の時しか自宅に戻れず、出産まで入院をして過ごさなければなりませんでした。
その割には分娩室に入って5分で出産したので超安産だったのかもですが。。
出産後、退院してから高熱が続き腎臓を悪くしてしまい、肉体的にも精神的なにもボロボロの状態が続いたため産後うつを併発してしまいました。
これらも女性ホルモンの関係がかなり影響しているかと思います。
また、出産をすれば生理痛が軽くなると言われていますが、なぜか私の場合生理痛は年齢と共に酷くなり、ピルやミレーナ(避妊具)も試してみたのですが、最終的には子宮筋腫のため43歳の時に子宮を全摘しました。
子宮全摘をしたのでこれで忌々しい生理痛とはおさらばだ!
と思っていた矢先、なんとなく体調が悪くなりました。
とにかく頭痛が酷く、血圧が急に高くなり、ムカムカが止まらず、次第に汗が止まらなくなり、動悸、めまい、吐き気、、、etc
そう、子宮全摘の後にすぐ更年期障害が始まってしまったのです。
生理痛がだいたい7日間の激痛で過ごさなければならないことに対して、更年期障害は毎日が暗黒の世界に入ったような、肉体的・精神的にもどん底に入った感覚がしました。
1度目のホルモン充填治療でなんとか症状は抑えられていたのですが、ホルモン充填治療を1年サボったらより酷い更年期障害の症状が出てしまい、どこへも出かけられないくらい体調が悪くなってしまいました。
更年期障害は、若い頃に出産に向けて沢山放出されていた女性ホルモンの値が極端に少なくなり、体調不良を起こす症状です。
体の水分量も極端に少なくなるのであちこちがガサガサになります。白髪も増え、シミやシワも増えて見た目がおばさんになっていく時期でもあります。
50歳あたりから更年期障害が始まり10年くらいかけて落ち着いてくるのが一般的なようですが、私の場合は40代前半から更年期が始まってしまったので、20年くらい治療を行わなければならなくなりました。
更年期障害、かなり侮っておりました。。
更年期の時期はとにかく体が疲れやすく、免疫力が下がるため、様々な感染症にもかかりやすくなります。3月はヘルペスウイルスに罹り、顔面麻痺までおこしてしまいました。
更年期は無理しちゃいけない時期なんだなと初めて理解したのもこの頃です。
現在は再びホルモン充填治療を行い、定期的な健診を受けております。
初潮・生理・妊娠・出産・更年期と、女性にとって一生でこれだけたくさんのイベントがあるので、ライフスタイルと共にストレスや疲労を溜めないようにするるのが理想ですが、なかなかそれがうまくバランスが取れずに体調を崩してしまう方も多いでしょう。
ただ女性の一生は一度切りなので、無理をせず辛い時には思い切って休むことも必要だと感じております。また、身近な人に体調不良を相談しておくことも安心材料になります。
還暦を過ぎたあたりに、また元気なおばあちゃんとして老後を満喫できるといいなと考えています。
ということで今回は女性の一生についてお話しをしました。
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