元場面緘黙、幼稚園の自由遊びの過ごし方&幼稚園でのいじめ話とか
幼稚園・保育園児の場面緘黙さんで辛い時間と言えば、自由遊び。園庭自由遊び、園内での自由遊び。
その時間、元場面緘黙だった私がどうやって時間をやり過ごしていたか、思い出してみました。
まず、友達の輪に入るのは不可能ということが前提。。
なるべく目立たず、いじめる子の目に入らない場所を確保。そこで、自分がその時間をやり過ごす方法を考えます。
砂場なら、おもちゃのコップに砂を入れて固めて、型抜きをしよう。それをいくつか並べてみる。あまり沢山だと変だと思われるかもしれないからある程度でやめよう。そしてそれを繰り返す。
飽きて退屈してきても、何度か同じことを繰り返してみる。
園庭の中で、人が少ない場所(壁ぞいとか(涙))ぐるぐる歩いてみる。
やることがないから、つまらなくても一人でやるしかない。
この頃は(年少〜年中頃?)話したい欲はそれほどなく、(話せない辛さは感じていても、「話したい」に繋がらなかった)なるべくいじめっ子から逃れ、安全な場所でひっそり過ごしたいと思っていた。
でも、せっかく居場所を見つけたとしても、気の強い子のグループがやってきて、笑われたりからかわれたりする。何しているの?ダサい。へんなの。
(園児って本当こわい)
空いている鉄棒で、一人練習していたとしたら、ここは私達の場所!と言いながら、同じく気の強い子たちがやってくる。低い方の鉄棒へ移動する私を見てクスクス笑う。
園内の遊びでは、たまーにおままごとに誘われる。
誘われるとうれしいから、黙って参加する。でも、決まってさせられるのは赤ちゃん役。幼稚園の奥の狭い部屋に連れていかれ、赤ちゃんは寝ていないとダメなんだよ!喋っちゃダメ!と言われる。
いやー、、ここまで書いて、自分でもこれアカンと思いました(^_^;)幼稚園児、本当に恐ろしい。私が話せないことをわかっていて、赤ちゃん役に被せてくるって、賢こすぎない?(感心している場合じゃない…)
あ、どうやってやり過ごしていたか書くつもりが、イジメ話になってしまいました(^_^;)
この頃は、まだ自分を守る気持ちが強く、相手に心を開かなかったのは私。(開き方がわからないし(^_^;))
どうやったら自然に笑えるのか、家の中での自分みたいに大きな声が出せるのか、幼稚園児の私は必死で考えていたのですが、どうしても理由が分かりませんでした。
人見知り、恥ずかしがりで片付けていた自分の性格、場面緘黙について勉強していると、色々見えてくることもある。
やはり、生まれ持った気質で色んなことを敏感に感じ取っていたし、好き嫌いがハッキリしていて、自分に合わないものは受け入れられなかった。
友達に自分の物を触られるのは許せなかったし(独り占めしたいという欲というより、生理的なもの)(生まれた時から一日中一緒に過ごし、分かっている相手である姉や両親には物も譲れるけれど、他人には強い抵抗感がわく)
おままごとなど、その時その時で変化する?遊びに柔軟に対応出来なかった。結果、一人遊びが落ち着くことになる。
他人への興味関心はむしろすごく強くあったし、年上の子に憧れる気持ちもあった。しっかりしている姉の友達と遊びたがったり。でも、積極的に関わりは出来ず、見つめているだけでした。
そのような敏感な気質、考え方の癖のようなもの(言ってしまうと、自閉的な特徴?)を、当然ながら他人と違うと気づいていない幼少期には、ひたすら「なんで話せないんだろう」「なんで私は、みんなみたいにふざけて笑って、友達に抱きついたりまでして、遊ぶことが出来ないんだろう」と思っていました。