おしりのしおり Vol.2
Vol.1からの続き。日帰り手術することになった
痔主となり2年。
きっかけは2年間大人しくしていた痔が、時々生理と共に疼くようになった。アウトドアやスポーツが好きなので少し無理すると痛む尻が憎らしくなってきた。筋トレもしづらい。スクワットなんてとんでもない。痔、はっきり言って邪魔だ。
選びに選んだ消化器内科へ。
そんなある日、婦人科の検診に行った際、どうせ脱ぐなら同じ日に!と近くの消化器内科へ行ってみた。そこはグーグルの口コミが良く、なぜか女性から支持を得ている病院で心なしか安心感があった。酷くなったらここへ行こうと目星をつけて、文字通りGoogleマップに星をつけていた病院だ。
病院選び大事。
去年引っ越しをして感じたのは、かかりつけの病院を持つ安心感。病院選びは大切だ。当たり前のことかもしれないけど外国暮らしや県をまたいで引っ越しばかりしていた身には新しい発見だ。引っ越ししてから、何件かハズレの病院へ行って嫌な目にあった。職員を大声で罵倒し、患者にはセクハラ発言する院長。差別的な発言をして診察しない先生。ブラックだし昭和みたいとがっかりして帰ったことを思い出す。自分の体を任せる先生なので信頼できるかどうかも大切にしたい。
同志達のユニフォーム。
病院は、消化器内科ながら肛門にも特化しており適度に人で溢れていた。問診票を受け取り記入すると、自分と同じような年齢の女性が3名サラッとした長めのスカートを履いて順番を待っていた。自分も含めみんな診察受けやすい服装。ユニフォームのようで心強い。ここの病院にきてよかった。お姉さんが、お痔さんよりいて安心した。
名医との出会い。
いよいよ診察。先生と少し話し、ベッドに横たわり、横向きに足を折り曲げたポーズでパンツを下げてお尻を出して待つ。先生の診察は一瞬で、前に行った女医さんとの違いを感じる。全く痛くないし、診察がとにかく早い!私の中で、それだけで信用できる名医だ。
前回の女医さんの病院の診察から約2年。痔が悪化してるかも。ドキドキ。結果内痔。大きくないけど邪魔でしょこれ。若いし、取っちゃおうか!と提案される。ネットや友人談では痛いと有名の痔の手術。突然の提案に怯える私に、私の手術じゃない患者さんの口コミで判断されるのは心外だな。うちの患者さんに聞いてほしい。と自信満々の先生。
日帰りでできるし、手術は痛くない。麻酔するから。麻酔切れたら痛いけど、痛み止めの薬飲んでみんな次の日から仕事や学校行ってるよ。と先生。しばらくまともに歩けないと聞いていたので驚きだった。
注射アンド。。。
先生の自信に押されて、手術をする方向で進める。中は注射、外は切る。
詳しい話は来週また手術の説明に来院予定だ。手術しても問題ないか血液検査を受ける。
ふと横を見ると先ほどのお姉さんが座っている。みんな同じ痔のパンフレットを手に並んでいる。思わず、何痔だった?私、内痔〜と声をかけたくなったがグッと堪えた。
手術説明の日と、手術日を受付で決める。生理予定日と被ったら大惨事なのでそこは避けたい。と提案すると受付の女性はこちらは構いませんよと言う。忙しい人には朗報かもしれないが、自分は抵抗があるし不快なのでやはり生理予定は避けたい。説明日のすぐ次の朝が術日となった。
一仕事やり遂げた気持ちで病院を出る。
帰りに美味しいスーパーを見つけ、心躍る。ただでは起きないぞ。
来週いよいよ日帰り手術。