夢の話

主人と子供を送り出し、少し30分程朝寝しました。早く職場に行かねばと思いながら、自分に甘いのが私です。

息子が帰ってきました。4月から関東で生活しています。久しぶりの再会、すっかりたくましくなり、少し無口ぎみ。長男ということもあり私が息子に対する依存度が高い事に家を出てから気づきました。静かな時間が流れ、突然「帰る」と一言。「なんで?もう帰るの?」と。「じゃ」と見たことない玄関から出ていきました。家の前にはお隣の黒い車が停まっています。悲しい気持ちになりながら、知らない家の中を見渡します。息子の忘れ物を発見。慌てて携帯で連絡を試みますが、アタフタしてなかなかつながりません。急がなくては!早くしないと駅から出発してしまう。

そして目が覚めました。ハラハラして慌てていますがすぐに落ち着いてきました。目の前に息子はいません。見たことある景色。独りぼっち。気が狂いそうになりました。声を出して「やばいやばい!持ってかれるよっ」と自分に言いました。この感情が怖かった。コントロールできない感情は初めてである。自分がどこかに行ってしまうような感じ。壊れてしまう感じ。涙もでない「ふんっ」と踏みとどまった。

子供が苦手な私が、よくわからない刷り込まれてきた子孫繁栄、動物的本能で子供を産み、この子が育つのを見てきました。初めての完全に信用できる人間。たとえ裏切られても許す人間。どんなことがあろうとも私とのつながりが消えない人間である。誰にも入れない囲いである。家族経営の意味が分かるなぁと思いました。

思ったより依存してた。たかが片道2時間程度で日帰りもできる距離なのにさみしくてさみしくてしょうがない。時間が解決する事をねがう。


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