無償の愛について
ある人が言いました。
「親は子供を無条件に愛している」と。
両親に愛されて健康に育ち、何の疑いもなく自分の子供を愛せた人の言葉でした。
また別の人が言いました。
「親から愛されてきた人間が嫌いだ。」
「親からの無償の愛なんてものを認めてしまったら、親に捨てられた僕は何の価値があるんだ。」と。
ただ、言葉を受け止めることしかできなかった。
私はなんと声をかければよかったのでしょうか。
幼い頃に深い傷を負い、そのまま大人になってしまった孤独な少年がそこにいる気がしました。
「生まれてこなければよかった」と、傷を負う子供がひとりでも減りますように。
26歳、大学生になりました。
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