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5th「桜月」期間が終わる前に

 先ほどそこ曲がったら櫻坂で、6thシングルのフォーメーションが発表されました。夏鈴ちゃんセンターおめでとう。素直に楽しみです。
 さてここでは5thシングル「桜月」でセンターを務め上げた推しメンこと守屋麗奈ちゃんについて、今思っていることを書き残しておきたいと思います。

 思い返せば、5thシングルフォーメーション発表は事前告知がありませんでした。なんとなく胸騒ぎがしてそこさくをリアタイしていた私は、「CMのあとは5thシングルフォーメーション発表!」という文字に一気に手先が冷えたことを覚えています。
 いつかセンターになるだろうと、なってくれたら嬉しいなと思っていました。さすがにこのタイミングは早いだろうという気持ちが8割、いやでもあり得るな…って気持ちが2割。どんどん呼ばれていく名前を追いながら私の手先はどんどん冷えていきました。
 だって全然呼ばれないんだもん。さくさく発表されていくのに全然呼ばれない。でも2列目で2期のエースたちが呼ばれ、残った3人の名前を思い浮かべたときにはもう確信していました。そしてとうとう聞こえてきたのは「今シングルでセンターを務めるのは、守屋麗奈」。その後のインタビューで動揺を隠せずに目を泳がせて話す麗奈ちゃんは初めて見る麗奈ちゃんで、ただただがんばってくれと祈ることしかできませんでした。

 桜月、良い曲ですね。秋元さんが麗奈ちゃんにあの歌詞を書いたのは嬉しい想定外でした。
 桜月の曲とフォーマンス自体については、ツアーが終わってから改めて書こうと思います。ただ言えるのは、麗奈ちゃんらしい優しさと強さのある楽曲で良かったということです。むしろ麗奈ちゃんがセンターであることで感情移入しすぎて冷静に聞けないのが惜しいくらいには楽曲として桜月のことが大好きです。

 パフォーマンスしてなんぼの櫻坂。推しメンが初センターになった曲のパフォーマンスをできる限り見逃したくはありませんでした。
 ファンの前での桜月初披露だったイオンカードライブも幸運なことに参戦、不運にも外れたユニ春ライブは東京から音漏れ参戦。パフォーマンスをは見れなかったけど、退場時に天使みたいな姿が見れて幸せでした。
 5thシングルを引っ提げる形となった3rdツアーは、どうしてもチケットが取れなかった福岡1日目以外の11公演中10公演参戦。ここまで本当に怒涛でした。

 5th配信ミニラのMCで、桜月について「毎回違うものがお届けできるようにパフォーマンスをしている」と言ってくれた麗奈ちゃん。本当に毎回パワーアップした桜月を見せてくれて、行ける現場に行けるだけ行ってよかったと心の底から思っています。
 ツアー前の最後のミーグリで「見どころはどこ?」と聞いた私に、麗奈ちゃんは「最初から(笑)最後まで(笑)」とふざけながら教えてくれましたね。なーにへらへらしてるんですか、好きなんですけど、そういうところ。
  でもそのあと「ずーっと見ていてほしい」とさりげなくこぼした言葉に、私は麗奈ちゃんの本気と覚悟を感じました。そんなんこと言われたらね、オタクは本当にずーっと見ちゃうんだよ。ずーっとがんばってたね、ずーっと一生懸命だった。

 3rdツアー神奈川公演3日目のBANは、確かにとんでもなかった。3期生の決死のパフォーマンス、あとから現れた先輩たちの圧巻のパフォーマンス、1,2,3期での一糸乱れぬパフォーマンス。実際私も途中から泣きながら見ていたし、暗転しても割れんばかりの拍手は鳴り止みませんでした。
 会場の熱気をひしひしと感じながら、私は両手を組んで麗奈ちゃんのことを考えていました。なぜなら興奮冷めやらぬ会場を相手に、この後たった一人でステージに立つのが麗奈ちゃんだったから。一人でパフォーマンスをして桜月に繋げ、また一人で本編を結ぶという大役を麗奈ちゃんは任されていたからです。
 大丈夫だろうか?素直にそう思いました。がんばってくれ、踏ん張ってくれと祈っていました。


◇◇◇

 麗奈ちゃんのダンスは、なんというか、普通に上手い。この”普通”が大人数のアイドルグループにおいてアドバンテージにならないのは明白です。櫻坂にはダンスの上手い子がたくさんいます。ダンスで評価されているメンバーたちは、それぞれのパフォーマンスに色を持っています。
 麗奈ちゃんのダンスはシンプルで癖のない、芯の通ったダンスです。ぶりっ子キャラを持ちながら、実は硬派なダンスを渋くかっこよく踊るんです。他のメンバーに比べて、よく顔を正面に残して踊ることが多いので、表情で踊るということもかなり意識していると思います。
 ただご存知のように、踊りだしたら信じられなくらい人を惹きつけるパフォーマンスをするメンバーたちがゴロゴロいるのが櫻坂です。
 ヒット祈願の時など、麗奈ちゃんが度々「自信がない」とこぼしていたのは、そういう側面が大きかったのではないかと思います。素早い動きをすることが得意ではなさそうなので、スピード感のある振りが櫻坂の楽曲に多いこともそれに拍車をかけていたのかもしれません。
 
 でも私は、パフォーマンスしている彼女を見て麗奈ちゃんのことを好きになった人間です。

 忘れもしない去年の1月の3rd BACKS LIVE、「偶然の答え」でセンターとしてステージに立った麗奈ちゃんに私は心奪われました。正直な話、当時は麗奈ちゃんについて”かわいいどころ”くらいの認識しかなく、彼女のパフォーマンスをじっくり見たのもその時が初めてでした。己の身ひとつで会場の期待と視線を一身に背負いパフォーマンスした彼女の気迫に、「こんな子だったんだ…」と衝撃を受けたのを昨日のことのように覚えています。
 その後麗奈ちゃんは4thシングル「五月雨よ」で櫻エイトに選ばれ、断絶と制服の人魚というユニット曲をもらいパフォーマンスする機会が激増します。アルバムリード曲の摩擦係数でも2列目に入り、条件反射では初フロントをもぎ取ります。
 ぶっちゃけ言ってどの曲も最初から麗奈ちゃんがしっかり存在感を出せていたかというと、そうではありません。けれども回数を重ねるごとに着実に、自分のものにしていったのが麗奈ちゃんです。断絶で一人だけ小さく見えることがなくなり、制服の人魚でけしからん色気を振りまくようになり、摩擦係数で隣の小林さんに食われることもなくなり、条件反射ではTAKAHIRO先生に褒められるまでにパフォーマンスを磨いていきます。
 まさにコツコツと実力をつけていった彼女が重ねていった努力は、途方もないものだったでしょう。

◇◇◇

 実際、神奈川3日目、BANの余韻でざわつくステージに現れた麗奈ちゃんは、会場の空気を一瞬で背負いました。淡々と、粛々と、物怖じせずに自分のパフォーマンスをやってのけた。むしろここからがクライマックスだよと言わんばかりの頼もしい背中に、ああそうだ、この子のそういう覚悟や気概に心底惚れていたんだと改めて思いました。
 彼女は会場の熱気に押されることなく、勢いを殺すことなく、たった一人で見事に桜月に繋げていました。そして終演まで、しっかりとやり抜きました。さすがに、泣いちゃったよね。

 大丈夫かな?って一瞬でも心配した自分をぶん殴りたい。杞憂にもほどがある。このツアーでも回を重ねるごとに麗奈ちゃんは大きくなっていました。私が感じていたよりずっとずっと大きく。
 たった一人で会場の熱気を引き受けた麗奈ちゃんは、あの日BACKS LIVEで心奪われた麗奈ちゃんであり、あの日の何百倍もかっこいい麗奈ちゃんでした。
 もう”普通に上手な”麗奈ちゃんはそこにはいません。このツアーを通して、彼女は彼女なりのパフォーマンスの色を見つけたんだと思います。パフォメンと並んで踊るDance Trackでも、全く引けを取らずに堂々と彼女はステージに立っています。そんなの当たり前、だけどね、ずっと見てきた身からすると、この一年でここまで来たの、すっげえのよ。推し贔屓なの分かっているけど言わせてね、すごいよ、推しメン。自慢の推しだよ。
 5th期間で目を見張るほどの成長を遂げた彼女に、ただただ拍手と敬意を送りたい。たくさんたくさんがんばってくれて、ありがとう。


 これは余談ですが、桜月の前に麗奈ちゃんがステージに現れた時、どの会場でも自然と拍手が沸き起こっていました。あのタイミングで拍手してくれた全国のBuddiesのみなさん、マジでありがとう。れなぁ推しはあの拍手のあたたかさに救われていました。
 特に神奈川3日目の拍手は、ここまでのツアーを座長として務めてきた麗奈ちゃんへの労いの意も大きく込められているように感じました。麗奈ちゃんの背中を強く押していたと思います。他推しの方にも彼女のがんばりが少しでも伝わっているのなら、これ以上嬉しいことはありません。

 毎回毎回、着実に成長した姿を見せてくれる麗奈ちゃん。自分に与えられた役割に誠心誠意で応えようとする麗奈ちゃん。どんな場面でも全身全霊でパフォーマンスしてくれる麗奈ちゃん。紛れもなく麗奈ちゃんのそういうところを好きになったのだと、5th期間で改めて思いました。
 だから6thでどんなポジションだとしても、私は麗奈ちゃんのパフォーマンスをずーっと見ていきます。きっと、ずーっと大好きです。


 まるで5th期間が終わったかのようにここまで書いてきましたが、6th発売の前にツアーラストの大阪公演が残っています。

 え…ツアーまだ大阪初日って買えるんですか?
 そんなの見に行くしかなくないですか?
 麗奈ちゃん推しの方は絶対に、その目で、見てほしい。

https://l-tike.com/st1/sakurazaka46s/sitetop   
 ↑ここから買えるよ。がんばれば東京日帰りも行けるよ。 

 (追記:無事完売してよかったです)


 麗奈ちゃん推しじゃない方も行きましょう。全員、今しか見れないかっこいい女の子たちです。
 月末月初忙しい業界の私も鋼のメンタルで半休取って、東京から大阪行きの新幹線に飛び乗ります。千秋楽は終演後、最終の新幹線で東京に帰ります。ハードなツアー生活もこれで終わるのかと思うと、少しさみしいですね。

  桜月期間、最後の最後まで彼女の勇姿を見届けたいと思います。彼女が悔いなくやりきることが出来ますように。愛をこめて。

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