die erste Geige spielen
Hallo Leute! 9月になり、今年も残り1/3ですね…!今年はコロナの影響でイレギュラーなことが沢山起こったので、時間の流れが例年とは違い、なんだかとっても不思議な感覚です。でも、自分に出来る事は変わりません。昨日より今日、今日より明日と日々自分を高めていけますように。
さて、今日もYouTubeチャンネル、"Easy German"の動画より一部を取り上げて、ちょこっと解説をしていきたいと思います。
今日取り上げる動画はこちら!
8つのドイツ語のイディオムを取り上げて、解説をしていますので、是非見てみてくださいね!
それでは、geht's los!
die erste Geige spielen
Cari: Den Begriff "die erste Geige spielen" konnte man bis zum Beginn des neunzehnten Jahrhunderts durchaus noch wörtlich verstehen, denn damals hat die Person, die die erste Geige in einem Orchester gespielt hat, eine besondere Rolle gehabt. Sie durfte viel mitbestimmen und eigentlich das Orchester mitdirigieren. Heute passiert das nur noch manchmal. Man benutzt diesen Spruch aber immer noch im übertragenen Sinne, und zwar meistens negativ. Wenn eine Person sich sehr stark in den Vordergrund drängt oder sehr stark bestimmen will, dann sagt man: "Du musst immer die erste Geige spielen!"
意訳とちょこっと解説
Cari: Den Begriff "die erste Geige spielen" konnte man bis zum Beginn des neunzehnten Jahrhunderts durchaus noch wörtlich verstehen, denn damals hat die Person, die die erste Geige in einem Orchester gespielt hat, eine besondere Rolle gehabt. Sie durfte viel mitbestimmen und eigentlich das Orchester mitdirigieren.
「第一ヴァイオリンを弾く」という言い方は、19世紀始めまでは文字通り理解されていました。なぜなら、当時はオーケストラの中で第一ヴァイオリンを弾く人は特別な役割を持っていたからです。彼らは沢山の発言を許されていて実際にオーケストラを指揮していました。
🍉dennは「なぜなら、つまり、すなわち」という意味の接続詞です。weilも「〜だから」という意味の接続詞ですが、この2つの違いは何でしょうか?dennは主文と主文を繋ぎます。つまりdennを含む文は、dennの後に主語、動詞と続きます。上記の文章では、denn damals hat die Person...と主語が動詞の後に来ていますが、動詞は2番目にくるという通常のルールに則っていますね。それに対し、weilを含む文は副文になる為、動詞は文末に置かれなければいけません。また、この副文と主文は因果関係は成立しなければいけません。(ここでは例文などは書きませんので、もっと整理したい!という方は是非辞書を参考にしてみてください。)
🍉これは、厳密には現在のコンサートマスターを指していますね。指揮者という仕事が確立される前は、コンサートマスターが指揮をする、所謂「弾き振り」が主流でした。
Heute passiert das nur noch manchmal. Man benutzt diesen Spruch aber immer noch im übertragenen Sinne, und zwar meistens negativ. Wenn eine Person sich sehr stark in den Vordergrund drängt oder sehr stark bestimmen will, dann sagt man: "Du musst immer die erste Geige spielen!"
今日(こんにち)では、時々しかその役割は持っていません。しかしこのフレーズは今でも物の例えとして使われていて、大抵ネガティブな意味として使われます。例えば誰かが非常に強引に前に出たり、非常に強引に物事を決めたがったりしたら、こう言います。「君はいつも第一ヴァイオリンを弾かないといけないね!」
おわりに
今日取り上げさせて頂いた動画はこちら!⇨"8 German Idioms That Are Hundreds of Years Old & Still Used Today! | Easy German 357"
これはいかにもクラッシック音楽の文化が根付いたドイツだからこそ生まれた表現ですよね。
オーケストラの中では、第一ヴァイオリンと第二ヴァイオリンという、同じヴァイオリンの中でも2つのパートがあります。主に第一ヴァイオリンは主旋律を弾く事が多く、第二ヴァイオリンは内声、オブリガート、伴奏形を弾く事が多いです。その為、どうしても第一ヴァイオリンの方が花形と見られがちではありますが、第二ヴァイオリンは同じ内声を主に弾くヴィオラと第一ヴァイオリンの橋渡しや、その他様々なパートの調和に欠かせないパートで、第二ヴァイオリンの質がそのオーケストラの質の大きな要素であると言っても過言ではありません。
もし、オーケストラ作品を聴かれる機会があったら、是非メロディーを弾く第一ヴァイオリンだけでなく、その奥にいる第二ヴァイオリンがどんなことを弾いているかにも着目してみてくださいね!
それでは今日はここまで。einen schönen Tag noch!🌹🌹
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