習得段階を示す指標
『守・破・離』
何かを習得する際によく使われがちな
『守・破・離』ですが
これは茶道や武道など"道"の上達に至るまでの
経緯を表した言葉から来てます。
1文字1文字に意味があり、
"守"=指導者の教えを忠実に模倣する
"破"=その型を破ることで自分の型を見出す
"離"=元の型から離れた独自の境地に達する
これはビジネスにも応用できる話ですが
これだと型から外れていく前提なのであまりしっくりこない。
そう思っていた時に
色々調べて良い言葉に出会いました。
これが『蔵・修・息・遊』という言葉。
『蔵・修・息・游』
一通り学べたら型を変えて横展開する
『守・破・離』ではなく
学びを深くしていく縦展開のイメージ。
元は中国の古典『礼記(らいき)』から来ているらしく
学問について段階を表しているんだとか。
呼び方は
蔵(ぞう)修(しゅう)息(そく)游(ゆう)。
蔵
人が学習をするときは誰しも"蔵"から始まる。
情報収集をしたり、上司から新しい仕事の
やり方を見せてもらったり教えてもらう状態です。
修
情報を集めたり、一度やり方を教えてもらった方法を
自分で実際にやってみながら習得していくのが
"修"という状態。
繰り返しの反復練習で体に馴染ませる感覚。
息
自分で繰り返し何度も何度もやっているうちに
それが自然とできるようになった状態。
最初の頃は「えーと、まずはこうして、
次はこうして、その次は、」と考えていたのが
体が自然に反応するようになります。
その仕草はまるで呼吸するかのよう。
この状態が"息"。
游
自動モードでその業務ができるようになると
その作業を他の何かに転用ができたり
応用を効かせてさらにクオリティを自ら上げていける
教わった一連からそれを自由自在に
使いこなせる状態はまるで遊んでいるようなので
"游"と言われてます。
4つの学習タイプ1つとっても
『蔵・修・息・游』の習得段階のうち
どれがどこまで行けていますか?
Instagramで投稿を作る際、
今は修のレベル?
それとも息のレベル?
はたまた游のレベル?
PS.
今日、本を10冊ほど一気買いしました。
まだまだインプットするで。
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