「考える力」とは何か
『東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方』という本を読んでいる。そのメモが本日の記事です。
「考える力」とは何か
「考える力」とは、知能や学力とは異なる次元に存在する。これは単なる知識の蓄積やマニュアル的な解法の力ではなく、自ら問題を発見し、深く思索し、独自の解を創造する能力である。
見えにくい「考える力」の本質
「考える力」は進捗や成果が即座に可視化されない、内省的で個人的なものである。しかし、この見えにくさこそが「考える力」の核心であり、内的な思考プロセスの深化を示している。
マニュアル力ではない、創造する力
現代の教育や社会では、迅速な「マニュアル力」が重視されがちであるが、実社会では未曾有の問題や複雑な課題に直面することが多い。そこで求められるのが、「自ら考え、創造する力」である。
問題を見つける力
「考える力」を育むためには、まず「問題を見つける力」が不可欠である。問題の種を見出し、「今、もう少し考えてみよう」という積極的な姿勢が新たな発見を生む。
分からないことを明確にする
「分からないこと」を曖昧にせず、何が分からないのかを明確にすることが重要。この過程で自分の理解不足や先入観に気づき、より深い思考へ導かれる。
思考の材料
情報収集では、「答えを探さない」姿勢が求められる。得られる情報を「答え」としてではなく、自らの「思考の材料」として活用する。
シンプルに捉える
「考える力」をさらに深化させるには、複雑な問題をシンプルに捉えるメタ認知力が必要である。問題を「類型化」し、多角的に分析することで本質を見極める力が養われる。
好奇心
好奇心に導かれた回り道も大事な過程である。そこには新たな発見や創造的な解決策を生む「思考の材料」があるかもしれない。
忍耐力
成果の出ない時間に耐える忍耐力が求められる。好奇心を持ち続け、思考を止めない姿勢が「考える力」を育てる。
知識を捨て知恵を獲得する
「知識」を捨て「知恵」を獲得する。過去の成功体験に固執せず、一旦リセットすることで新たな発想が可能となる。知識は「思考の材料」として活用する。
創造する力
「考える力」とは「創造する力」である。既存の枠組みを超え、新たな価値を生み出す能力である。
東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方
アレとソレを組合せてみたらコノ課題を解決できるソリューションができるよね?と言うパズルをやるような思考回路です。サポートして頂いた費用は、プロジェクト関連の書籍購入やセミナー参加の資金にします。