組織を超えたリーダーシップ。その5『リーダーシップは周囲の人々との関係性から考える』
「リーダーが不足している。」
「変化を起こせるリーダーシップを持ったリーダー」が不足している。
なぜ不足しているのか?
1)リーダーシップの発揮を拒否する組織
先日のnote、組織を超えたリーダーシップ。その4『変化を起こすリーダーシップが欲しい、それはどのフェーズか? 』にも触れたこと。
「リーダーシップを発揮して変化を起こす」を誰しも望む。
でも変化を起こすとは、組織の秩序を乱す結果にも繋がる。
まだ何もしていなくても。秩序を乱す悪い人。とか思われてしまう。
だから抵抗する人は多いよね。
人は変化に弱いからね。
だから
組織の視点から見れば、「変化を起こすリーダーシップ」は秩序を乱す要因。
それは排除される対象。
それは拒否される対象。
望まれているが、望まれていない。
矛盾がある。
組織がリーダーシップを拒否するから不足する。
拒否をしていれば、リーダーシップを発揮する人は増えないね。
拒否しているから。
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2)リーダーシップとは何か?、が十分に解明されていない。
以下の書籍にヒントが詰まっていたので引用します。
なぜ、あなたがリーダーなのか[新版―本物は「自分らしさ」を武器にする
これまでのリーダーシップ研究はほとんどが、リーダーの「個性」に焦点を当ててきた。このスタンスは、大きな心理的バイアスだったようにも思う。なぜなら、個性を前提とすれば、リーダーシップとは「個人が有する特性」となる。つまり、「他人に対して働きかけるための何か」になるのだ。
「なぜ、あなたがリーダーなのか」より
つまり従来のリーダーやリーダーシップの話の多くは、「個」に焦点を当てている、「個」が前提、その先は「他人に対して働きかけるための何か」という話になる。一例だけど「優秀なリーダーになるためのチェックリスト」を作り、それでリーダーシップを育てようとする。
「個」から考えるから組織にリーダーシップが育たない。
繰り返すけど、拒否されるから。(組織を超えたリーダーシップ。その4『変化を起こすリーダーシップが欲しい、それはどのフェーズか? 』に繋がる話)
だから不足する。
視点を変える。
「個」起点のリーダーシップを「周囲の人々との関係性(リーダーと、リーダーが率いる皆との関わり)」を前提にする。「関係性」起点。
われわれはそうではなく、「他人とともに物事を成し遂げるための何か」と捉え直すべきだと考えている。つまり、リーダーシップを語る場合、「周囲の人々との関係性(リーダーと、リーダーが率いる皆との関わり)」をその前提に据えるべきなのだ。
「なぜ、あなたがリーダーなのか」より
そもそも「個」起点でリーダーシップを捉えるから、組織に拒否される。
そこが間違い。
「関係性」起点でリーダーシップを捉えれば組織もその前提に入る。
「周囲の人々との関係性(リーダーと、リーダーが率いる皆との関わり)」を前提に据えよう。
組織を超えたリーダーシップについて考えるマガジン
不定期ですが、組織を超えたリーダーシップについて1テーマづつ書いていきます。これは自分自身も組織を超えた働き方にシフトしている状況なので、それを冷静に、客観的に見ていくため。という意図もあります。興味ある方は是非。
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