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まずデザインありき、そして全員がデザイナーなのだ

一日少しでも本を読む時間を持つようにしている。
ビジネス書に限らない。そしてリアルな本を読む時間を持つようにしている。

本日10分位読んだ本は「トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈2〉セクシープロジェクトで差をつけろ! 」の「まずデザインありき」の章。

今もパラパラと読んでいる。
ふと自分がデザイナーでもあることを思い出させてくれる。
忘れているわけじゃないけど、在宅勤務が長くなると、そういったクリエイティブな話よりも、より見えやすい成果に注力してしまうし、されるんですよね。全部じゃないけどね。

悪いとは思ってはいない。でも、もっとデザイナーとしての能力を使わないとな。というモヤモヤっとして感覚が残る。

この本は20年前のものである。帯のコメントが熱い。

しびれるほどカッコいいか――
勝負はそこだ。
つまらない仕事を
ものすごいプロジェクトに変える
50項目プラスアルファ。

トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦〈2〉セクシープロジェクトで差をつけろ!


まずデザインありき

デザインのことを考えよう。
デザイナーのことを考えよう。いの一番に。
美しさ気品ノやさしさアイデンティティーノ驚異ノ魔法の瞬間=デザイナーの世界!
どんなプロジェクトでも、美しさ、気品、明快十経済性、使いやすさなど、デザインのことをまるで考えないわけではないだろう。しかし、平々凡々のプロジェクトを見ていると、そのことを考えるのが遅過ぎる。あとからデザインを考えるというのは、危険であり、間抜けであり、自殺行為である。いますぐ頭を切り換えよう。デザインは、無意識のレベルに作用する魔法の王国のひとつである。それは、私たちを元気づけ、刺激し、わくわくさせる。どうしてそうなるのかは、うまく説明できないことが多い。そして、それが驚異のエッセンスになる。デザインは、すべてのプロジェクトの柱にな
るべきものである。


トム・ピーターズ氏は言う

私たちは全員がデザイナーなのだ!

すごいプロジェクトを企画するときは、デザインとデザイナーを最優先事項にしてほしい。

どんなプロジェクトも、すごいプロジェクトに変えられるし、カッコよく実行できるし、優美に仕上げることができる。ただし、最初の一歩を踏み出すときから、デザインのことを真剣に考えれば、の話である。

全員がデザイナーなのだ。


以下は本にある「やってみよう」

5つのやってみよう

1)今後三日以内に、少なくとも二時間はかけて、プロジェクトチームでデザインの問題を話し合おう。デザイン次第で、インパクトが、プロジエクトの進め方がどう変わってくるか。どうすれば、デザインをプロジェクトの目玉にできるか。刻印にできるか。

2)デザイナーをチームに加えよう。いますぐ!

3)会議を開くときには、かならずデザインを議題に加えよう。

4)「デザインに敏感になる研修」を考えてみよう。

5)毎日、生活の中で出くわした感動的なデザイン、目をそむけたデザインを、最低ひとつずつ、日記に書き込もう。購入した商品、記入した書類、足を踏み入れた建物や商店、目にした広告はすべて、ひとつ残らず、誰かがデザインしたものでであることを忘れずに


難しい事は何も書いていない。けど本質が書いてある本である。まだ読んでいない人は是非。

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柏木誠|プロジェクトデザイナー
アレとソレを組合せてみたらコノ課題を解決できるソリューションができるよね?と言うパズルをやるような思考回路です。サポートして頂いた費用は、プロジェクト関連の書籍購入やセミナー参加の資金にします。