プロジェクトの「良い問い」を考える。その1は役割と期待値を全員で合わせるための「問い」
ディスカッションで私がファシリテーターの役割になっているときに意識している方法と「問い」のパターン。できる限り裏方的なポジションで、参加メンバーに自ら答えを出せるように導くときの方法です。ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズさんがやっている「ノーミング・セッション」のテクニックでもあります。
役割の確認を全員やるって大事
プロジェクトで結構厄介なのは、自分の勝手な思い込みで他のメンバーが動いてくれるだろう。勝手な思い込み。
ほっておくとプロジェクトが崩壊しかねないので、最初に確認しましょう。
問1「自分の役割は何か?責任は何か?」
例えばこんなシーンをあらかじめ具体的にしておきます。
プロジェクトオーナー
役割:総責任者
責任:決断(判断ではない)
プロジェクトマネージャー
役割:全体管理
責任:開発全体の進捗状況
よく聞く話ですが、プロジェクトマネージャーに決断の責任があるが、実は権限が無い。なんてことも・・・。
問2「プロジェクトに関わることの期待値はなにか?」
・成長したい。
・ボーナス欲しい。
とか自己中心的な思い。
・お客様の喜んでいる顔が見たい。
・子供に自慢できる仕事がしたい。
結構大事です。
問3「他のメンバーに何を期待するか?」
職責の範囲をしっかりやって欲しい!ってのはもちろん大事なんですが。
最初のうちにちょっと気になる細かい点を言ってみることは大事です。(経験的に有効です。)
・この形式でファイルを渡して欲しい。
・11時〜13時の間は開発に集中したいので、連絡は声をかけるのではなくメッセンジャーにしてほしい。あと返事遅れます。
・議事録は欲しい。
・具体的な数値を教えて欲しい。
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プロジェクトの「良い問い」を考える。その2は、ご都合主義 or 徹底的に考える「問い」
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