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キャリアは自分で考える

割引あり

今年の6月に東京藝術大学にて学生と社会人が軽食を食べながら対話をする気軽な会「アートカフェ」に誘われたので行って来ました。その時に準備した資料を元に記事にしました。この内容は私は2018年位から行っている「自分ファシリテーションでworkstyleを考える」という対話型ワークの2024年版です。6年位で500人以上には話したと思います。

今回は登壇という形ではなく、学生たち数人と雑談しているとき、必要に応じてiPadにて資料を共有しながら話しました。そのため5回くらい同じ話をしたと思います。

有料記事ですが、内容は全部無料で読むことができます。有料部分はiPadにて共有したプレゼン資料のPDF版です。


キャリアとスキルの話

例えば採用について

例えば採用について

これは、採用に関する考え方を視覚化したものです。

企業が求めているスキルの円と、皆さんが持っているスキルの円を描いています。この2つの円が含まれる部分が大きいほど、 「企業はその人を採用したいと感じるわけです。つまり、企業のニーズと自分のスキルがどれだけ合致するかが採用に関して重要なポイントになります。

企業に入り、最適化されていく

企業に入り、最適化されていく

次に、採用された後のプロセスを考えてみましょう。このスライドでは、企業に入社した後、あなたのスキルが企業によって最適化されていくことを示しています。企業に適応しながら、少しずつ企業の求めるスキルに合わせて自分のスキルが磨かれていくことです。

企業も人も成長するといいね

企業も人も成長するといいね

理想的な状態は何でしょうか?

このスライドでは、企業と個人のスキルが共に成長していることを表しています。企業が成長し、同時に自分も成長できる環境が理想的です。これにより、企業と個人の双方がより強くなり、持続可能な成長を実現できます。

あなたは成長する企業は成長しない、あなたは物が足りない?

あなたは成長する企業は成長しない、あなたは物が足りない?

次に、異なる状況を考えてみましょう。ここでは、あなたが成長し続けていることを示しています。しかし企業は成長していない状態を示しています。このような場合、あなたは企業に対してどう感じるでしょうか?

「楽でいい?」「物足りない?」

企業は成長する、しかしあなたは成長しない 企業は好ましくないかも

企業は成長する、しかしあなたは成長しない 企業は好ましくないかも

反対に、企業は成長しているのに、あなたが成長できない状態も考えられます。この場合、企業の期待に応えられないことや、自分の成長が滞っていることを表しています。

企業は縮小、あなたのスキルも時代遅れもピンチだね

企業は縮小、あなたのスキルも時代遅れもピンチだね

最悪のケースとしては、企業が縮小し、あなたのスキルも時代遅れになってしまうことが起こります。この状態は企業にとっても個人にとってもピンチです。

どちらが同時に停止してしまうと、未来に対しててに非常に厳しい状況に陥る可能性があります。

自分の価値の維持だけでも難しい

スキルを何年後も活かせるという幻想、自分の市場価値は大きく変わらないという幻想

スキルを何年後も活かせるという幻想、自分の市場価値は大きく変わらないという幻想

次に、自分の価値を維持することの難しさについて考えます。このスライドでは、スキルを何年も先まで生きられるという幻想や、自分の市場価値は大きく変わらないという幻想についてです。

簡単に言うと、市場環境の変化により、自分の価値を維持すること自体が難しいということです。

何となくこうなるのだろう、スキル×経験で市場価値が上がっていくだろう

何となくこうなるのだろう、スキル×経験で市場価値が上がっていくだろう

多くの人は、経験を重ねていけば市場価値は上がっていく、と考えているかもしれません。このスライドでは、そのような一般的なイメージを描いています。

でも、実際にこの通りになるかどうかは、市場や企業の変化と自己の成長がどう関係しているか?に依存します。

様々な事が不連続に起こる時代

AIの進化、市場の変化、人口バランスの急激な変化、法律、外圧、コロナ禍

様々な事が不連続に起こる時代

次に、最近のような様々なことが非連続に起こる時代について考えてみましょう。AIの進化、市場の変化、人口のバランス変動、法律や外圧、さらにはコロナ禍など、我々の環境は非常に変わっています。

このような状況の中で、3年後、10年後も自分の市場価値を維持することは、容易ではないという現実があります。

目指すはコレ 市場価値が上昇していく

目指すはコレ 市場価値が上昇していく

しかし、目指すべきは、やはり自分の市場価値を上昇させていくことです。

このスライドでは、自分の市場価値が今後どのように上昇していくべきかを示しています。そのためには、自分自身のスキルをアップデートし続け、環境の変化に柔軟に対応することが求められます。

このように、それぞれのスライドが示す考え方を通じて、皆さん自身のキャリアとスキルの成長について前向きに考えていただければと思います。

自分の市場価値をどうするか?自分で考えてみよう。

自分の市場価値をどうするか?自分で考えてみよう。

キャリアは自分で考える

キャリアは自分で考える

最初に現在の自分を考える

自分ファシリテーションは最初に現在の自分を考える

最初に、現在の自分を考えることが重要です。

過去から未来へ進む流れの中で、現在の自分に何ができるのか、何が見えているのか、そして自分の価値は何かについて深く考えてみましょう。

STEP1: 未来の前に、自分の振り返り

STEP1: 未来の前に、自分の振り返り

まずは自分の過去を振り返りましょう。

ここでは、自分の経験を棚卸しして、自分がどのような資産を持っているのかを見つめ直します。 履歴書を書くイメージで、自分の強みやこれまで培ったスキルを整理してみましょう。

これにより、今後の方向性を早急に基礎ができます。

STEP1: 価値があるスキルや経験を整理する

STEP1: 価値があるスキルや経験を整理する

次に、自分の価値があるスキル経験を整理しましょう。イメージは「今の自分のスナップショットを撮る」です。自分が持つ強みやスキルを明確に言語化することです。

STEP2: 成りたい自分をイメージする

STEP2: 成りたい自分をイメージする

次のステップとして、成りたい自分をイメージしましょう。このスライドでは、未来の自分について考えることが示されています。

例えば、3ヶ月後、1年後、3年後、そして10年後「今後どうしたいのかを考えてみます。」目標を明確にすることで、現在すべきことが見えてきます。

STEP2: 「雇用起点」と「機会起点」の考え方

STEP2: 雇用起点と機会起点の考え方

未来をイメージするときの1つの方法として、自分の市場やビジネス領域をどのように定義するという視点があります。

そこには「雇用」だけでなく「機会」という視点です。

セルフプロデュースを考えるならば、雇用を少しの時間忘れ、社会が必要としている視点で考えたい。

あなたの市場は「雇用市場」だけではない

あなたのまわりには、ニーズを満たされていない人たちがいるその人たちが、あなたの市場だ「機会市場」です。

STEP2: 「雇用起点」とは何か?

STEP2: 雇用起点とは何か?

自分の価値をどのように成長させるかについて考えます。『雇用市場』において自分の価値を高めるためには、まず自分の価値を成長させることが重要です。これにより、 「雇用市場の重なりが大きくなり、より多くの機会を得ることができます。

STEP2: 「機会」を考えよう

STEP2: 「機会」を考えよう

次に、自分の市場やビジネス領域を『機会』として捉えましょう。

大事なのは際(きわ)、しっかりと自分の境界をイメージすることです。

自分にとっての機会を具体的に構築していくことが大切ですこのように、自分のビジネス領域を明確にすることで、未来の可能性を広げることができます。

STEP3: 今と未来のギャップから必要なことを考える

STEP3: 今と未来のギャップから必要なことを考える

ここでは、今と未来の間にあるギャップを考えます。横軸が時間、縦軸がギャップを表しています。

このギャップには、自分に足りないことや解決しなければならないこと、 必要なスキルが含まれます。このギャップを埋めるために、どのような行動が必要か具体的に考えていきましょう。

STEP3: 過去からの延長にするか、しないかも大事

STEP3: 過去からの延長にするか、しないかも大事

過去からの延長線上に未来を描くのか、当面違う方向に進むのかを考えることも重要です。

成長するために何をするのか、過去の延長として進むのか、当面新たな道開くのかを考えてみましょう。未来の自分に対する明確なビジョンを持つことが大切です。

自身の過去、現在、未来を振り返りながら、どのような成長を目指すべきか考えましょう。

STEP4:Aの領域を狙うという考え方

雇用と機会の両方同時に狙うという考え

雇用と機会の両方同時に狙うという考え

最後のまとめとして、雇用と機会の両方を同時に意識するという考え方があります。この図では、3つの円が重なり合っており、それぞれの「現在の価値」「雇用」マーケット」「自分の市場・ビジネス領域」を示しています。

「B」は雇用領域を考える考え方です。

ここでは、自分の価値を高めて雇用市場に適応することが目的です。

「C」は、起業を行う考え方を示しています。

自らビジネスを立ち上げることで、自分の市場において新たな価値を創造する方法です。

「D」は新しいビジネスを創る考え方を示しています。

ここでは自ら考えて実行するわけではなく、コンサルタントの視点から新しい機会を見つけるというアプローチも含まれています。全てが重なった部分で、雇用と機会の両方を狙うことができる最適な状態を表しています。機会を目指して進んでいくことが目標です

そして「A」を目指したい。

雇用市場において競争力を持つことと、自分自身で機会を生み出すことの両方を追求することが、これからのキャリア形成において重要だと考えています。

まとめ

「キャリアは自分で考える」

キャリアとスキルについて、「雇用起点」で考えれば自分の市場価値を維持・向上させることを常に考えることが重要です。そして、社会起点での「機会市場」を自ら創り出す、または「機会」に気がつくことも重要です。そして「機会」の自分にとっての境界線を認知することが重要です。

過去を振り返り、現在の価値を理解し、未来をイメージしながら、「雇用」と「機会」の両方を狙うことが変化の早い時代には重要なのではないか?変化に対応し自らの道を切り開くことが大事ではないでしょうか?


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有料部分はプレゼン資料のPDF版です。

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