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組織を超えたリーダーシップ。その20『リーダーの役割は「問題を設定する」こと、そしてリベラルアーツ』
山口さんの本「ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式」からは様々な示唆を得られる。
本日のnoteはリーダーの役割について、上記の本の第7章「ニュータイプの学習力」から。
リーダーの役割は「問題を設定する」こと
組織の中では「問題の設定」「問題の解消」という2つの役割がある。
組織の上層部になればなるほど、仕事の重心は「問題の設定」へと傾斜する。
組織の下層部になればなるほど、その比重は「問題の解消」へと傾斜する。
経営の課題 = アジェンダを設定するのは経営者の仕事であり、経営者が定めたアジェンダを現実に解消していくのは中堅以下スタッフの仕事だから。
では「学習力」という視点では?「リテラシーとは?」
山口さんは書籍の中でこう書いている。
「問題の設定」に大きな比重が置かれる「組織の上層部」にいる人々には、課題を設定するためのリテラシーとしてのリベラルアーツが求められる。
その一方で、「問題の解消」に大きな比重が置かれる「組織の下層部」にいる人々には、課題を解肖するためのリテラシーとしてのサイエンスが求められる。
ところでリベラルアーツって何だろう?
以下に書いてあった内容が割としっくり来た。
要は「答えがない問題にどう対処するか」という力。
「ひとつの正解」よりも「多様性の理解」
そして自由人として生きるための学問
リベラルアーツという言葉は元々ギリシャ・ローマ時代の「自由7科」(文法、修辞、弁証、算術、幾何、天文、音楽)に起源を持っています。その時代に自由人として生きるための学問がリベラルアーツの起源でした。「リベラル・アーツ」、つまり人間を自由にする技ということです。
自由人として生きるための学問「リベラルアーツ」
専門的な話だけでなく、自由人として生きるための学問「リベラルアーツ」改めてきちんと向き合いたい。
組織を超えたリーダーシップについて考えるマガジン
不定期ですが、組織を超えたリーダーシップについて1テーマづつ書いていきます。これは自分自身も組織を超えた働き方にシフトしている状況なので、それを冷静に、客観的に見ていくため。という意図もあります。興味ある方は是非。
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Photo by Alex Loup on Unsplash
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