本題に入る前に、まず情景描写の素晴らしさから話さなければと思った。 偶然乗り合わせたゴンドラリフトでの風景、静まり返った中での息遣い、リフトの窓から入る夕刻の光、宿の窓からひっそりと見送る母子の顔が見えないような眩しさ、猫に食べられる鼠、ダリア園で美しい星々を見る親子のシルエット、有馬が1人、もう来ることのない由加子を待つかのように一晩を過ごす清乃家の部屋の湿度、由加子の死んだ床の間の青白く光る蛍光灯、落葉を乗せたままの墓碑、細く長く煙の立つ3本の線香。往復書簡という交互の一
昨日、ようやく映画「PERFECT DAYS」を観た。結論から言うと、昨日と今日で感想が大きく変わった。小さな穴(違和感)からベリベリと障子が破られていきその先が見えるような不思議な感覚があって面白かった。折角なので感想を残そうと思う。 ネタバレを含むので、観てない人は観た後に読んでほしい。観た人は意見聞きたい。聞かせてください。 (※以後、あくまで個人の感想です) 観てすぐの感想はこうだ。(このnoteで言いたいことじゃないので簡潔に) 3年前の自分だったら絶賛して
誰にでも話したいわけじゃないけれど、誰かに聞いてほしい話がある。 すごく個人的で、それでいて凄く普遍的な話。 昨日亡くなってしまった彼女の話。 自死の話。気が付いたこと。 ゴシップ感覚で読んでもらうのは嫌だし、すごく暗い話だから図らずも目に留まって不快になってしまう人がいるかもしれない。 だからこの先は「わざわざ読みたい」人だけ読んでほしい。オープンな発信と、限定的な発信の間を取ってみることにした。 これは半分自分用のメモとして書いた。読みたい人がそもそもいるのかも分からない