結婚への執着心は一体どこから?
私ももう20代になってそこそこ経った。世間的に見て、若さが佳境を迎えている。
学生の頃から付き合ってないと結婚できない!いい人はもう相手がいる!婚期を全部逃す!とか書き込みを見て、別れたばかりの私は焦った。
じゃあ早く行動に移さなきゃ!若いうちに!とか思っちゃったけど、そもそも結婚したいのか?結婚して私はどうなりたいの?と思ったのがこの記事のきっかけ。
気が済むまでモヤモヤの根源を掘り下げていきたい。
以下、結婚に対する自問自答ーーーーーーーーーーーーーーーーー
Q. 結婚って皆やってるし、皆出来ている事だから私もすべき?
A→ 誰もがやってるように見えた結婚は、私の視野が狭いだけだった。思い込みが過ぎる。
思えば、車の免許もそういう思い込みで取った。
田舎出身だったからか、普通の人ならば当たり前に車は乗れるべきだ、と本気で思い込んでいた。
が、取得後、都会に越して、必要か不必要なんて時と状況によるな、と実感した。
あれば楽しい、けど無くても楽しい。
大事なのは、あれば「もっと」楽しい、って訳はない。それは人による。
高級腕時計や車や釣り趣味に近いかもしれない。めっちゃ価値があって楽しいだろうけど今私は必要としてない。
お金と機会があればやってみたいなくらいのノリでいいかも。
Q. 結婚して幸せになりたい!
A→ 結婚した瞬間、一発逆転!幸せになれる!と思ってたけど違うみたい。魔法みたいに劇的に変わるわけじゃない。
結婚しても「結婚した私」になるだけで、明日も明後日も私のまま。
今までの人生経験を顧みて、1日かそこらで変わったことはなかった。合格しても、卒業や就職して社会人になったり歳をとっても、初めて人と付き合えた時も、私のままだった。
結局変わったと思えたのは、一ヶ月、一年とか時間をかけて行動を積み重ねた上での結果だけだった。
そこまでの時間をかけて本当に私は結婚したいのか、よく考えるべき。
Q. 独身=「問題がある、クリスマスケーキ」というレッテルを貼られた過不足のある私になるのが嫌だ。
A→ 子供の頃からの刷り込みで、権力の強い世間に洗脳されていただけかも。思い込みが一番私を追い詰めている。
そういう人と直面したら視界から外して距離を取ろう。
Q. 結婚は必要か?
A→ 結婚の有無は本当に人それぞれ
結婚の有無で人間性ははかれないと、社会に出てから気づいた。
職場では、結婚の有無に関わらず、趣味があってオシャレでバリバリ仕事をこなしている人が沢山いた。
結婚すべき!と思い込んでいたが、視野が狭いだけだった。
Q. ウェデングドレス着てみたいし、結婚式、新婚旅行やりたい!
A→ 結婚してなくても大体はお金の力でなんとかできる。
旅行も行けばいいし、もっとお金が貯まったら、仲良い友人を集めて擬似結婚式というパーティを主催しようかな、とか思ってる。
世間の圧や結婚競争レースから解き放たれて自分の人生を歩む決心をするパーティ。当然既婚者も参加していい。何度だってドレスを着たいからね
Q. 独身は親や世間の圧を感じる。
A→ 親世代は時代的に結婚しなければいけない風潮や圧のせいで結婚した人もいただろうが、今と昔の価値観は変わるし未来もどうなるか分からないので、やっぱり自分で考えて自分で必要だと思う選択を取るべき。
Q. 一生1人は寂しいかも…
A→ 死ぬ時は皆1人。見守ってくれるかもしれないが、道連れとか出来ない。そもそも相手が先に死ぬかもしれない。
その他結婚への懸念点(私にとって結婚はリスクがでかいかも?)
・同じ人と一生涯なんて飽きるかもしれないし、飽きられるのも怖い。飽きて間を埋めるために子供を産むかもしれないが、子供の有無とかまだよく分からない。
・女性が不利な状況で絶対に苗字を変えたくない。私の苗字は漢字の意味も響きも本当に美しい。なんの努力もせず初めから生まれ持ったものに執着したくないけど、苗字本当に気に入ってるんだよなぁ。
・もう少し遊びたい欲がある。
→いずれ失う若さだとは分かってるけど、ならこの若さを謳歌したい、気が済むまでしゃぶりつくしたいと思ったので、まだ結婚という制約で縛りたくない。
・失敗できない制約の結婚は怖過ぎる
離婚理由も人それぞれのはずなのに、言葉自体にマイナスイメージがある。
一生取り消せない制約はちょっと怖過ぎる。付き合って別れる、のノリで離婚はできない。この制約は今の私じゃ重すぎて抱えきれない。
・幸せも二倍ならリスクも不幸も二倍な気がする。相手に借金、介護、姑問題があったらどうしよう?
悩みのタネが増える場合だってある。結婚以前に、私はまだそこまで人を信じきれる勇気もないし抱えきれずにキャパオーバーを起こしそう。
結論 〜今後の方針〜
★世間がいうテンプレートの幸せに流されるんじゃなくて、私は自分の幸せは何か?自分で考えて自分で動かなきゃいけない。
それが100人中99人の幸せであっても、私は私の幸せをちゃんと考えてあげたい。
★私にとって結婚単品じゃ決定打にならない。せめて子供欲しくなったら結婚しようと思う。
★それでもし結婚や子供が世間的に厳しい年齢になっても、自分で悩んで自分で決着をつけたことならまぁいいか、と思える気がするので、これからも悩みつつも自分の意見を大事にしたい。
注意点 〜戒め〜
・結婚している人・結婚を望む人に対してアレコレ上から絶対に口出さない事。
・勝手に自分の気持ちを推し量られたくないように、結婚している人の心境を決めつけない事。
・めったに無いが既婚者と深く向き合う際にどうするか?
例えば友人が結婚を望んでる場合、結婚の招待が来た場合。
→結婚を趣味だと捉えれば対応しやすいかもしれない。
人それぞれ色んな理由で色んな趣味がある。人の趣味にケチはつけないように、私を侵害していないならそれでいいや。
そして、結婚は世間的にも推奨されてるし優遇措置のある持てはやされてる趣味だ。
結婚を望む友人、結婚を招待してくれた友人に対して、でも私結婚ってよく分からないよ!というと角が立ちそうだし、世間的にもバッシングが大きい。
ここでの立ち振る舞いは、訳が分からないなりに、周囲の人のマネをして模範的に定型文を言っておこう。
おめでとう!という言葉、私は誕生日も恋人ができた時も卒業の時も言われて、何がめでたいのかよく分からなかった。
でも多分深い意味とか無くて、私と角の立たないポジティブなコミュニケーションと取りたいだけだ。
結婚が分からなくても、結婚して友人が楽しそうならそれでいいや。
多分趣味でいうと、結婚は頑張って賞を勝ち取った!に近いものがあるので、何が凄いのか理解してなくても、友人が努力して頑張ったことは祝福したい。だから「おめでとう!」と言おう。