いつもは切るのに 髪を伸ばす 忘れて変化するのではなくて このたびは忘れないで変化したい リセットされた私はいつも若く見られる けれどようやく私は歳をとる もうひとつ いつも私は髪を切る 白シャツを着て私のことを「自分」と呼ぶ 中庸をとる 濁らない中性を保つ けれどこのたび私は髪を伸ばす 比例して「俺」と呼び色も形も様々なものを着る 中庸をとる 濁った中性が生まれるだろう
喫茶店に行こう おいしいところ知ってる? 自分も知らない笑 一緒に探そう この方向に歩いたら3件あるらしい 表をのぞいてぴっと来たところに入ろう 喫茶店 どこでもいいか 君となら モーニングでも 大きめのおやつでも 隣に並ぶか 前に座るか 隣が好きよ 肩が少し触れるくらい 好きなときだけあなたを見るから あなたもそうして やっぱりクリームソーダなの? 自分はどうせなら珍しいものが飲みたくなる 食べる前に写真をたくさん撮ると思われたくない けど君との時間を残したい
「好きな本は何?」と聞かれた 久しぶりの帰りの電車 その人とは並んで座っていた その人が最近読んで面白かった本を薦めてくれたあとだった 「流浪の月。」 と薦めてから、確か好きな空気感だった覚えがあったのに、性暴力の話もあった気がしてそのあとに内容紹介の言葉が続かなかった。 「…バニラアイスが食べたくなるよ」 とだけ覚えている限り付け足しておいた。 反応からしてあまり興味を引く紹介じゃなかったと思う その人はすぐに読むのだろうか Amazonのチェックリストにだけ入れてい
さて 生きるのがつらくなってきた 仕事が増えてきて全てを把握できなくなり ついに職場の上司の前で相談しながら泣いてしまった 仕事量に加えて 1番仕事でもメンタルでも心から頼りたい人から精神的独り立ちをしなければならなくなった (理由の大半はここにあるが今度書き留めたい) しかしもう大人なので うまいこと切り替えて生きてゆかねばなるまい。 分身ができればよいのに。 もう1人の自分と肩を叩きあって仕事を頑張りたい きっと1番の理解者になれるよ しかし分身はできない ではつ
メガネを外して眠るとき 視界のボヤけと窓の明かりの角度のせいでまるで前の家で寝てるかのような視界になったとき 忘れかけていたその部屋の家具の位置、かつての日常の動線までも思い出す 体も視点も動かさない ただし精神が懐かしげに昔の家を間取りをなぞって夜の散歩を始める。
また髪を切りたくなってきた。 ピンタレストで見る女の子のショートカットは自分でやってみると大抵前髪が邪魔である。ただでさえ短いのにさらに髪を梳いてさっぱりとしたい。 今回は前髪が伸びてきたパターン。 おろしてた前髪をかきあげて七三に分けると童顔が女性の顔になる。 少年のシャツが似合わなくなる。 いつもはしないメイクが映える。年相応に見える、かもしれない。 女装もしたいときがある。シルバーのイヤリングをつけ朱色のアイシャドウをつけたい。爪も塗ってみたい。伸びた髪を耳にかけて
会社の同期から下の名前で呼ばれるようになった。ほぼはじめましてなのに。よく言えばドキドキする、悪く言えば心臓をギュッと握られたような気がする。 大学時代はあだ名で呼ばれていたから社会人になって久々に本名で呼ばれるということを思い出す。 下の名前で呼ばれる、呼ぶことにこんなにも抵抗があるのは自分だけだろうか。自分の名前がきらいな訳じゃない、むしろ好きだ。しかし距離が近い。いきなり私に踏み込んでくるなんて。私はそんなに踏み込めないし。そんな呼び方をされると私のあなたの扱いが私