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いろめがね(仮)

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小説と呼んで良いものなのか、わからないもの
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#下書き状態

無題-2

私は保育園に通っていた。
山から近く、園庭の真ん中にイチョウの木がそびえる自然豊かな保育園だった。
当時の記憶はほぼ思い出せないが、いくつか心に刻み込まれた記憶はある。

その園では給食がある。農業が盛んな地域性か、白米は各自持参して来ることになっていた。給食ではおかずのみを提供してくれるのだ。
しかし当時の不思議なルールとして、時間内に完食できなかった時、完食できるまでいつまでもテーブルに座らさ

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