50代 生き方って実はシンプル
皆さん、おはようございます。
今日は「50代 生き方って実はシンプル」というテーマで綴ってみたいと思います。
私は介護の仕事をしています。
これまで様々な職場に移ったものの、
約10年ほどこの業界に携わることができました。
そして最近新しく入った会社には、
紹介予定派遣というシステムで入社しました。
システム的には、
入社後3か月経過で、
人材を紹介した派遣会社の方へ、
会社から手数料が入るという仕組みです。
で、その派遣会社の私を担当してくれた子が、
ラッキーなことに良い子で、
しっかりと仕事をしてくれました。
ですので、彼女のためにとりあえず3か月は続けようと思っていました。
そんな中、毎日死に物狂いで頑張っていました。
しかし!
53歳の肉体って思った以上に動かない!
人は自分の事を過大評価するって本当の話でした。
私もかなり自分を過大評価していた事がわかりました。
そして頭も追いつかない!(笑)
次の日、業務を忘れる確率50パーセントくらい??(笑)
だからメモを取る事は必須中の必須です。
そんな中で必死に業務をこなしていました。
慣れない中で、覚えることだけに必死で、
相談員という肩書をいただいたにも関わらず、
その場の判断というのも時になかなか難しく、
そんな自分に対して、
周囲から軽くハラスメントのような事も起こり始めています。
しばらくすると疲労が蓄積し始め、
私は段々とくじけそうになっていきました。
それは自分のこれまでの人生をも
否定するかのような感覚でもありました。
自己肯定感、爆下がりです。
眠れない日々が続きました。
そして限界を感じた私は、
ある時、担当の子と運営側に、
そのことを相談してみることにしました。
すると、担当の子からかえって来た返事は、ざっくり言うとこうでした。
「あなたのこれからの成長を期待しています。」
うむ、ちょっと待てよ…。
それは喜んで良い言葉なのだろうか?
もう53歳なのに、成長って…。
人生でこれほど「成長」という言葉が薄っぺらく感じた事はありません。
しかも介護という3Kの中、
命がけで10年近く携わり、
ある程度はスキルや経験を積んだつもりなのに・・。
この期に及んで、
自分の半分も生きていない子に「成長」を促されるって…。
正直、
「もう勘弁してください」という気持ちになってしまいました。
はい、しかし!
これは自業自得な話なのです。
これは、
人や自分に理想だけを求め、
具体性がなく、
そんな中で中途半端に人生を生きてしまった私自身の責任でもあります。
社会というシステムと、
自分の事を理解していないと、
こういう事になるんだな、と思います。
情けないですが、もうぐうの音も出ません。
人生100年時代と言われる昨今。
そんな人生の後半では、
社会の中で、
みじめな思いを感じる事が増える可能性があります。
もうそれは仕方のない事ですが、
とにかく、世の中を変えることはできないので、
当たり前なんだけど、
人生後半は、
自分で自分の身を守る事を、
しっかりと考えていくのです。
ともかく中年以降は無理をしないで、
社会や人を変えることはできない事をしっかりと肝に銘じ、
そんな中で自分を最優先に生きることが大切なのです。
自分を大切に。
自分を守れるのは自分だけ。
人を信じる以上に自分を信じる。
健康に気を付ける。
これまで、
生き方を複雑に考えてしまっていたのは、
自分自身だったのかもしれません。
生き方って実はシンプルなのだという事を
この出来事が教えてくれているのだろうと
思うのです。
このお話が皆さんのお役に少しでもたてたら、嬉しく思います。
それでは皆さんの一日が素晴らしい一日でありますように🍀