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美談にはならない

それは、突然━━━━━━
                                       でもなかったと思う。

元々、嫌いではなかった。

むしろ、理解し合える仲間がいて
青春に近しいものを感じていた。

特別、詳しかった訳では無い。

ただ、羨ましく
彼らの活動は賑やかだった。

雲行きが怪しくなっていることは感じていた。

このままでは...とも思った。

でも

この小さな私一人が小言を呟いたとて
誰の耳に入るでもなく消えていく

「下らない」

関わらずに落ち着くのを待った


待った先の結果だった


発言力の小さな私では、
まだ世界を知らない私では、

今、何を発信したところで

その力は微々ともいかない

頑張って発信している人も、私の目から見れば

幼子のままごとにしか見えない

彼らが傷つくように
彼らと共に傷つく人もいた

きっとあなた達は、生涯

無闇矢鱈と軽口を叩き、嘲ることはしないだろう

その傷跡が信念となって
己の正しさを貫くだろう

それが彼らとして、最後にみせてくれた物語として
心にしまうことにする

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