手足口病と姉妹と私
手足口病を知っているか？
今私は手足口病への憎しみを書き綴るためだけにnoteを立ち上げて記事を書いている。キリンホームタップでいれた生ビールを飲みながら！なぜならこの憎き手足口病をアルコールでびたびたにする必要があるからだ。手足口病をアルコールに浸しながらでないととてもまともに文章など書けない！このような理由がある為ここ数日私は退勤即保育園へお迎えへ行きそのまま風呂をやっつけて17時台から己をアルコールで浸している。キリンンホームタップでいれた生ビールは既に3杯目だ。アルコールをぶち込んでいかないと気が狂うので、どうか許して欲しい。
さて、手足口病をご存じない方の為に手足口病とは何かご説明しよう。
口病てあしくちびょうとは
口の中や、手足などに水疱を伴う複数の発ほっしんが出る感染症です
手足口病は、子どもを中心に、主に夏に流行します。感染症発生動向調査によると、2歳以下が半数を占めますが、小学生でも流行的発生がみられることがあります。成人を含めた小学生以上の大半は、すでにウイルスの感染（不顕性感染も含む）を受けている場合が多いため、成人での発症はあまり多くありません。
病気の原因となるウイルスは、主にコクサッキーウイルスA6（CA6）、CA16、CA10、エンテロウイルス71（EV71）などです。
厚生労働省のHPによるとこのように記載されている。主に夏に流行とあるが、これが今全国的にクソ流行しているらしい。警報級をゆうに超えている地域多数である。これはパンデミックといっても過言ではない（過言ではない？）。
続いて症状を見てみよう。
主な症状
感染してから3～5日後に、口の中、手のひら、足底や足背(足の甲)などに2～3mmの水疱を伴う複数の発(ほっ)しんが出ます。発熱は約3分の1にみられますが、38℃以下のことが多く高熱が続くことは通常はありません。ほとんどの発病者は、3～7日のうちに治る病気です。
は～～～～～～～～ん発疹がね…。口の中、手のひら、足底にね…。発熱が約3分の1にね…ほお～～～～～～～～～ん…
手足口病。お子さんをお持ちのご家庭ではそれはそれはよく聞く病名だと思う。なんか機嫌悪くてさ～～ポツポツ出来てる？突発かな？手足口かな？ヤダ～困る！なんて会話、一度はしたことがあるかと思います。
※突発とは…突発性発疹。2歳頃までの子どもにほとんどに感染するといわれる、子供が急にクソ機嫌悪くなり風邪症状もないのに高熱ブチ上がりなんなん～～～！？て思ってたら全身に発疹が出るやつ。余談だが2歳頃までの子どもにほとんど感染すると言われるがうちの姉妹（6歳と2歳）はふたりとも突発の症状が出たことはない。
手足口病！手足口病って登園規制もなく、熱がなく食事が取れるなら登園してもオッケー。病院行って手足口病の診断を受けても、熱がなく食事が取れるなら登園しても問題ない。問題ないのだ。今、手足口病への憎しみの為noteを開きアルコールびたびたマンになっている私は、こう言いたい。そんなわけある？
始まり
さかのぼること早や１週間前、週明けの月曜日。異常に冷え込んだ週末を終え多少鼻水が出てはいるがごはんもよく食べ元気な姉妹を保育園へと送り出し在宅での勤務を勤しんでいた。お昼に差し掛かろうかというところで保育園からの着信…保育園からの着信、それは即ち（仕事的な）死を意味する。終わった―――そう思って電話を取り、案の定下の子が発熱したとのことで仕事を早退してお迎えへ行った。
手足口病、出てるんで、そうかも。ちょっと発疹出てて。
先生がそう言うのを困った笑顔でウンウン聞き、あ～わかりました！ありがとうございます！すみません、よろしくお願いします！と私（何を？）。
熱は37度7分。発疹もすこし。元気はある。一応夕方病院へ行き、手足口病だね～と診断をいただく。手足口病には効く薬がない。過ぎ去るのを待つだけだ。一応、頓服のアセトアミノフェンを処方して貰い帰宅。
多少の発疹はあるものの基本的に元気でたまにしょんぼりして抱っこをせがむ下の子を見ながら翌日は在宅勤務を行った。
熱はとっくに下がっていたが、「おくちがいたい」と言う為結局木曜日まで休ませた。私も仕事を休み、普通のごはんが食べられるまで看病した。
金曜日。下の子はしっかりごはんが食べられるまで回復して胸を撫でおろすのもつかの間、上の子の手に発疹。薄々感じてはいたが、私の手にも発疹。上の子は熱もなくごはんも食べられる為登園させたが、すぐに保育園から電話があり「発疹があるので病院へ連れて行って欲しい」とのことだった。結論としては当然ながら手足口病との診断。ここまでは良かったが、この後症状が悪化する。
口が痛くて食べられない！と訴える上の子。口の中を見るとすさまじい数の発疹が口内と舌に発生していた。見てるだけで痛すぎる！！めそめそする上の子。口内炎すらろくに経験したことのない6歳がこんな数の発疹、恐ろしく痛いであろう。上の子はこう言って泣いた。
口の中に、たくさんかみなりが落ちるんだよお！
そんな上の子を見ているだけで（ちょっと面白いけれど）母は号泣である。代わってあげた過ぎる。
代わってあげたい、そんな母（私）の願いもむなしく私は私でガッツリ手足口病の症状が発症し始めるのである。この世は無常。私の口内に発疹が出来たとて上の子の口内の発疹が消えることはなかった―――。週末、夫は出張で不在。月曜から我一番と発症した下の子は完全にハイパー元気を取り戻しており、私はすべてを諦めた。おしまいだ。
お終い
上の子の症状は悪化した。熱はないがどう見ても口内の発疹が酷く、ポカリやアイスまで沁みると言いめそめそと泣いた。手足の発疹も明らかに多いがそれよりも食事がとれないのが本人にもつらく、見ている私はつらいを通り越して怒りが沸いた。畜生、手足口病、許すまじ。毎夜酒を片手に手足口病撲滅運動をひとりで行っていた。撲滅！撲滅！
私も手足、口内にもかなりの数の発疹が発症しアルコールに浸さないとどうなっていたかわからない。夕方になるとプリキュアのつよいこグラスでウイスキーを流し込み手足口病をびたびたにする日々。プリキュアのつよいこグラスで飲むストレートのウイスキーは美味いのお！そうするしかなかったんだ、そうするしか…。
困難
明けて月曜日の今日。上の子はだいぶ回復してきて食べられるものも増えてきた。まだ口の中が痛いと言ってめそめそすることはあるが、かなり良くなった。明日保育園へ行けるかどうか、悩ましい。
私はというと、恐れていた足裏にも発疹が出来、歩行が困難である。しかし母親の歩行が一時的に困難であろうがなんだろうが、育児は止まってくれない。手の発疹もかなり痛みがあり車の運転が困難だが、歩行も困難なので、どちらかというと車を運転するしかない。困難な歩行を行い上の子を看病し、困難な車の運転を行い下の子をお迎えに行く。困難な歩行をもって姉妹を風呂に入れ、困難な歩行でごはんを用意し、ブチギレながらnoteを開く。
幸いにも指先の発疹はそこまで酷くなく、キーボードを叩くのにはなんら問題がない。歩行困難な足を2歳に踏まれながら今これを書いている。かーか、足痛いから気を付けてね、というと「うん、わかったよ！！」とうなずく2歳。かわいい、かしこい。その30秒後には再び踏まれる足。わかってるから別に怒ったりしない。静かに涙を流すだけ。
生ビールをかっこみながらふと思う。
今、大地震が起こったら私は思うように動けるのだろうか…
健康って大事だな。
許すまじ、手足口病
手足口病に感染してクソほど酷い思いをして、今まさに渦中にあるからこそ言いたいんだが、本当にキツイ。私は診断こそ貰っていないが十中八九手足口病だ。ここまで発熱はない。さらに生理まで来た為もう既に満身創痍だ。
私が手足口病に感染してしまった理由として、下の子が食べたもの・飲んだものを摂取してしまった事が挙げられると思う。
手足口病の子が食べたものを食べるってアホなん？と思われるかもしれないが、手足口病に感染している子が「かーか♡これ、食べていーよ♡」と食べかけのものを差し出して来て食べずにいられるか？否、無理である。
言い訳をするが、もちろん食べずに済むようなリアクションは行った。「あ～～～ん！もぐもぐ！おいし～！ありがとね～～～！」をやった結果、こう言われた。
かーか。ちゃんとおくちで、たべるんだよ♡
そう言われたら母はもう食べるしかないんよ。
私が発症したのは必要な犠牲だったのだ。それにしても、酷い仕打ちだと思わずにはいられない。こういうことの繰り返しが、育児なんだが。
落ち着いてきた
手足口病の理不尽にブチ切れてnoteを開き、比較的軽傷の指先を使って怒りを書きなぐった結果だいぶ気持ちが落ち着いてきた。文章を書くって、大事だね。
アルコールでびたびたにしたおかげで何もわからなくなっているとも言えるが。今、大地震が起こったら私は思うように動けるのだろうか…
正直、今やるべき仕事もあるのだが、許して欲しい。これは必要なアウトプットであった。生ビールを4杯飲んだので、そろそろ仕舞として、牛筋煮込みと熱燗で口内を焼き切ろうと思う。乾杯。
おまけ
手足口病で口内の発疹が酷かった長女が摂取できたものを載せていくので誰かの参考になればうれしい。
●メイトー かぼちゃプリン
普通のプリンは沁みて食べられなかったが、かぼちゃプリンは食べられた。
●カゴメ 野菜生活100 バナナスムージー
他の味は沁みて飲めなかったがこれにストローをさしたらよく飲めた。これを一番摂取していたと思う。
●マ・マー 冷凍パスタ カルボナーラ
治りかけで食べやすかったようで、食べ進めることができた。
●どん兵衛
こちらも治りかけで食べやすかったようで、麺だけは食べられた。
全ての育児中の親たちへ、今日もよく頑張りました。乾杯！