姿形は変わるけれどこれからもよろしく
お父さんへ。
まず子どもの時のことで思い出すのは
僕が所属する少年野球チームで
最後の1年間監督をつとめていた時のことです。
突然前任者が退団し、前年度都大会3位という結果が
プレッシャーとなって後任が決まらない中
「素敵な役割なのに腰がひけて
なり手がいない姿を子どもたちに見せるのはよくない」
と引き受けていましたね。
正直、土日が仕事のお坊さんが
野球チームの監督をやるのはいががなものかと思ったけれど
その後退団者を出さずに他の保護者からの声にもめげずに
やりきってくれたことは感謝しています。
お父さんは
「在家出身だからお寺のしきたりがわからない」
と言いながら、お寺の仕事に取り組んでいました。
なんだか大変そうと思うこともあったけれど
でも教え子やお檀家をまき込んで
「最後は楽しくなるようにすればいい」
と言っていたように、僕も楽しみながらやっていきます。
死んだ後も
「お前たちの未来には大いに加わる!」
と言っていた言葉を実現してくれると信じています。
姿形は変わるけれど、これからもよろしく。
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