秋風

双極性障害という病気で、20年ほど通院しています。

気分安定薬という薬をメインに様々な薬を飲んでいますが、効いたり効かなかったり。

仕事で打ちのめされた絶望感を薬で散らしてまた次の出勤に臨む。

SNSで頑張って下さいとコメントを頂きますが、そろそろ頑張る以外の選択肢がほしい。
新しい生き方。

しかしそれは火照った空気が淀む公園にも、冷房の効きが悪い通勤電車にも、うだるような雑踏の中にも落ちてはいないみたいです。

色もなき秋風が持って来てくれるのか。
冬の刺すような寒さに見いだせるのか。
雪解けを告げる春の日差しを待てばいいのか。

生きること。
それ自体に意味はない。

待つこと。
その気持ちに色がつき光を受けることができますように。

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