厳選 ラーメンツイート70選 ②地方編
人間の経験には限りがある。私は全国を網羅する形でラーメンを食べるラーメンマニアではない。予備校講師だったとき、たまたま札幌・新潟・名古屋に毎週出講していた。これらの街では意識的にラーメン店を巡った。だから、なにも知らずに旅行で来て、どの店に入っていいか判らない人には、まずはここで食べてほしいと言うことはできる。しょせんは私の狭い経験から導き出された定番に過ぎない。この記事を足がかりにラーメンを好きになっていただけたら嬉しいです。
★まず食べて欲しい20店
【厳選 ラーメンツイート70選 ②地方編】
38 札幌 千寿 ★
39 札幌 狼スープ
40 札幌 すずらん ★
41 札幌 彩未
42 札幌 信月
43 札幌 MEN-EIJI HIRAGISHI BASE
44 札幌 喜来登
45 札幌 信玄 ★
46 新潟 杭州飯店 ★
47 新潟 青島食堂 ★
48 新潟 大むら食堂
49 新潟 こまどり
50 新潟 三吉屋
51 新潟 丸木屋
52 新潟 喜ぐち ★
53 新潟 くら田
54 名古屋 萬珍軒
55 名古屋 杏亭
56 名古屋 らぁ麺 紫陽花
57 名古屋 如水
58 秋田 吾作
59 米沢 ひらま
60 米沢 東部食堂
61 佐野 大和
62 湯河原 飯田商店 ★
63 京都 第一旭 たかばし本店 ★
64 京都 おだしと小麦一三○
65 広島 上海総本店
66 尾道 つたふじ ★
67 福岡 元祖長浜屋
68 長崎 江山楼本店 ★
69 佐世保 香蘭
70 大分 清陽軒本店
⑴札幌
38 千寿 ★
札幌の千寿、クラシックで完璧な味噌ラーメンだった。どうしてもっと早く来なかったのだろう。そう悔やまれるほど美味しい。無我夢中で一気に食べた。ジンギスカンはだるま。スープカレーはスアゲ。札幌の定番がまたひとつ増えた。 pic.twitter.com/I1ZgKMS724
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) November 27, 2015
39 狼スープ
札幌の狼スープ。このラーメンには店主の魂を感じる。だから好き。http://t.co/wm7MjcfZEM pic.twitter.com/K4b0kuYRKU
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) September 11, 2015
40 すずらん ★
なんだなんだ、この衝撃的な旨さは！ススキノのすずらんで辛みそ。深夜のラーメンは禁断の果実。地元の人に勧められてやって来た。まず驚くのは山椒の爽やかさ。半熟卵はスモーキー。スパイスの豊かさに溺れた。だるま本店のすぐそば。絶対のオススメ！ pic.twitter.com/9iasMG0uFg
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) May 29, 2015
41 彩未
札幌の彩未（さいみ）、まず驚くのは麺の食感。そして、香ばしいラード。濃厚なのに飽きさせない繊細なスープ。こんなに完成度の高い味噌ラーメンを私は食べたことがない。接客も誠実そのもの。これだけで北海道に来た甲斐があると思わせる感動の一杯。 pic.twitter.com/7E5ZmLYyUn
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) April 8, 2015
42 信月
札幌の信月で生姜塩。午前2時でも行列だった。納得の美味しさ。 pic.twitter.com/v3kZLuWssf
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) January 21, 2016
43 MEN-EIJI HIRAGISHI BASE
札幌の麺eiji平岸ベース、革命的なうまさだ。札幌校の職員の方が勧めてくれた。和風だしのジュレに驚く。煮干しの風味も綺麗。自家製麺はしっかりしたコシと小麦の甘み。徳島の半田素麺を連想した。創意工夫と温故知新。店主の誠意が伝わってきた。 pic.twitter.com/XHigjEbmat
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) July 10, 2015
44 喜来登
札幌の狸小路にある喜来登（きらいと）、伝統の味は驚くほど優しい。名店・初代糸末の流れを汲む。普通の味噌で、このねぎタワー。一瞬で食べ終えてしまった。 pic.twitter.com/bk2saI0fJk
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) May 15, 2015
45 信玄 信州 ★
札幌の信玄、ここは聖地巡礼。 pic.twitter.com/jcVveh5mF7
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) January 21, 2016
石狩発祥の札幌らーめん信玄、コク味噌の信州。一口食べただけで鳥肌が立った。いままで食べた味噌で一番好きかもしれない。ラード膜はなく、素朴で豊かなチンタンスープから作られる。かつてタクシーの運転手さんに強く薦められた。チャーハンも絶品。 pic.twitter.com/bTas3v4Elq
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) June 19, 2015
札幌に来たら、まずは「すみれ」か「純連」で本物の札幌味噌を感じてほしい。
写真は「すみれ 中の島本店」の味噌。ラードに覆われた濃厚スープが最高だ。
⑵新潟
46 杭州飯店 ★
新潟県燕市の杭州飯店に聖地巡礼。ここに来ると尾道の朱華園を思い出す。お店に入っただけで、いま自分は日本を代表する老舗ラーメン店にいるのだと深い感慨に襲われる。燕三条駅から弥彦線を乗り継ぎ西燕駅へ。容易には辿り着けないところも魅力だ。 pic.twitter.com/lvYxImQcbh
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) July 30, 2016
47 青島食堂 ★
新潟の青島食堂、ここのチャーシュー麺は本当に美味しい。代ゼミ新潟校近くの南万代店は去年、私が最も通ったラーメン屋さん。青島食堂は新潟５大ラーメンの一つ、長岡生姜醤油ラーメン発祥の店。長岡市の曲新町店で食べたときの感動はいまだに忘れられない。新潟へ行ったときには絶対のオススメです。 pic.twitter.com/vPJZRaDiT5
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) January 29, 2019
48 大むら食堂
新潟県燕市の大むら食堂本店、今年のラーメン食べ納めはここ。ようやくこの課題店に来ることができた。煮干しの風味がくっきりと広がる。酸味と平麺の杭州飯店とはまさに別ジャンルの美味しさ。燕三条背脂系の奥行きの深さを感じた。餃子も必食です。 pic.twitter.com/ZgM9wFZiwS
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) December 29, 2015
49 こまどり
新潟・巻のこまどり、ごまだれ味噌ラーメンがガッツリ美味しい。新潟濃厚味噌ラーメンの元祖。新潟から越後線で40分。車窓からの美しい田園風景に感動する。今日、新潟校の生徒のひとりが、この街から通っていると言っていた。不思議な気持ちになる。 pic.twitter.com/drNIr1oQFI
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) July 31, 2015
50 三吉屋
新潟の三吉屋、食後感が素晴らしい。慈愛に満ちた優しいダシと屋台由来の極細麺。静かにこみ上げてくる感動がある。 pic.twitter.com/jtzI86Tdkk
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) April 20, 2016
新潟古町の三吉屋、あっさり醤油の老舗。深い味わいに静かな感動がある。上原ひろみさんが新潟を訪れたとき、ここと関屋の福来亭でラーメンを食べている。矢野顕子さん行きつけの札幌・狼スープも骨太で強い情熱を感じさせる。なんという趣味の良さだ。https://t.co/vfFU2cgAik pic.twitter.com/S0oh0G0Pn7
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) May 8, 2017
51 丸木屋
新潟のらーめん丸木屋、どこまでも優しくどこまでも深い味わい。ごまともやしのらーめんにした。自然の恵みをしっかりと感じる。こんなラーメンに出逢いたかった。天然だしで割ったとろろごはんも美味しい。店内はジャズが流れる。在来線で寺尾駅に出て、徒歩15分。新潟あっさり醤油系の隠れた名店。 pic.twitter.com/25dP5IASVV
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) December 22, 2016
52 喜ぐち ★
新潟の喜ぐち、なんて愛おしい空間なんだろう。いつまでもここに居たくなる。タレカツはここが一番好き。〆のタンメンも極上。なにより人がいい。あまりの居心地の良さに伝説の老舗酒場の偉大さを感じた。 pic.twitter.com/741MSOjLbk
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) August 16, 2017
写真は「喜ぐち」のタンメン。新潟を代表する居酒屋は麺類も衝撃的な美味しさ。
53 くら田
新潟のめん処 くら田、優しい味に癒された。新潟あっさり醤油の老舗。商店街の裏路地にひっそりと佇む。平麺が無くなっていた。先月、私が頂いたのが貴重な最後の平麺だったようだ。いつも地元客で賑わう。高齢者が多いのも上品な味わいだからこそ。 pic.twitter.com/s4LKQlix9v
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) August 30, 2016
写真は「くら田」の塩チャーシューメン。
新潟では「関屋 福来亭」が好きすぎて、４週連続で通ったこともあった。
写真は「関屋 福来亭」。「燕三条背脂らーめん」の名店。新潟市西区に移転。
この店はかつてツイートで紹介したが、思い入れが強過ぎて削除してしまった。
【矢野顕子と上原ひろみの「ラーメン食べたい」】
この曲を聴くと、札幌の「狼スープ」と新潟の「関屋 福来亭」が恋しくなる。
⑶名古屋
54 萬珍軒
深夜の萬珍軒、ふわふわ卵とじ塩らーめん。名古屋校で授業後、質問に来た生徒が行ってみてくださいと言う。たまたま今日、新幹線の中でこの店のことを思い出していた。運命を感じてやって来た。痩せたい思いとは裏腹に、やっぱり美味しい。 pic.twitter.com/hj4DjMcsKZ
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) September 30, 2016
55 杏亭
名古屋の杏亭、私はいつも四川麻辣担々麺の汁あり。爽やかな青山椒の風味がたまらない。しつこすぎず、あっさりしすぎず、そのバランスが素晴らしい。 pic.twitter.com/zn6ealwf0g
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) May 20, 2015
名古屋の杏亭、四川麻辣担々麺の汁なし。突き抜けるような感動があった。汁なし担々麺にこれ以上、なにを求めることがあるだろう。名古屋に来たときにはぜひ食べてみてほしい名店。 pic.twitter.com/2c7ff3eZal
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) December 8, 2015
56 らぁ麺 紫陽花
名古屋のらぁ麺 紫陽花、素晴らしかった。焦点がピタリと合った醤油のビターな旨味。店主は私の大好きな早稲田のやまぐちで修行された。行列も接客も湯河原の飯田商店を彷彿とさせる。食べ終えると店主は目を合わせて満面の笑顔で送り出してくれた。 pic.twitter.com/KmjXFMIzwV
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) August 18, 2016
57 如水
名古屋でのランチ、この3日間はこんな感じ。
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) December 10, 2015
⑴栄の叶、元祖味噌カツ丼
⑵徳川町の如水、塩ラーメン
⑶中村区のかとう、かしわ天うどん
どのお店も丁寧な接客で納得の美味しさ。 pic.twitter.com/iCiFmZCWnZ
名古屋では、「らーめん奏」が衝撃的な美味しさ。「江南」も大好きなお店。
写真は「江南」の柳麺。名古屋の老舗の底力を感じさせる。地味に美味しい。
⑷その他
58 秋田 吾作
秋田のソウルフード、吾作ラーメン。塩分強めのシャープな味噌。素朴な美味しさが嬉しい。 pic.twitter.com/eUawaTmVnl
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) October 8, 2017
あと、秋田の「廣末ラーメン本舗」は悪魔的な美味しさ。
59 米沢 ひらま
米沢のひらま、無心になる美味しさ。なにより食後感が素晴らしい。今日１杯目の客は私。11時20分の開店時には平日で、かなり不便な場所にもかかわらず行列ができていた。開店準備を外から眺めていると、掃除にも余念がなく、みるみる緊張感が高まっていくのが伝わってくる。まさに風格ある名店だった。 pic.twitter.com/baUqIqpZ4m
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) April 9, 2018
60 米沢 東部食堂
米沢ラーメン、最高だった。 pic.twitter.com/6lqx4k0Atg
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) April 11, 2018
山形では、酒田の「川柳」も美味しかった。
写真は「川柳」のワンタンメン。優しい味なのに深いコクがある。
61 佐野 大和
佐野ラーメンの大和、ここへ来るために初めて両毛線に乗った。美味しかったと伝えると、若い店主は清々しい弾ける笑顔を返してくれた。この一杯への強い思い入れを感じた。岩舟駅では「秒速５センチメートル」の別れの場面を思い出してせつなくなった。 pic.twitter.com/0tEw2uvOid
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) February 10, 2015
佐野では、老舗の「万里」がスープも平打ち麺も感動的。中毒性のある旨さ。
62 湯河原 飯田商店 ★
湯河原の飯田商店、ひと口食べただけで鳥肌が立った。らぁ麺やまぐち以来の衝撃。 pic.twitter.com/tmcN5FRELW
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) November 22, 2015
63 京都 第一旭 たかばし本店 ★
京都の第一旭本店、やっぱり最高だった。この美味しさに出逢えた幸せ。感謝の気持ちでいっぱいになる。深夜にこんな行列でまず思いつくのは横浜の吉村家と札幌の信玄。どれも私の愛するお店だ。 pic.twitter.com/aYw7oAF4hJ
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) November 11, 2015
64 京都 おだしと小麦一三○
なんという潔さ pic.twitter.com/rdu4uen5oa
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) January 26, 2018
65 広島 上海総本店
広島の上海総本店、荒削りで野蛮で最高に旨い。小賢しさとは対極にある骨太な一杯。魔界のような魅力に溢れている。昭和のレトロ感もたまらない。ひろしま美術館へ行くときにはぜひ。 pic.twitter.com/5zSg0mA8Ei
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) August 6, 2016
66 尾道 つたふじ ★
尾道のつたふじ、究極の一杯とはこのことを言うのだろう。スープを一口飲んだだけで鳥肌が立った。頑固で実直そうな親父が一人で作る。もはやスープの味は説明不能。粗めで存在感のある背脂は具材の役割を果たしている。麺を一口食べ、スープを飲むたびに神に感謝した。ちなみに私は特定の信仰はない。 pic.twitter.com/J7da6kcZJ4
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) August 5, 2017
尾道では、全国的に有名な「朱華園」が閉店した。
このラーメンが好きで何度、尾道を訪れたことだろう。奇跡的な美味しさだった。
67 福岡 元祖長浜屋
元祖長浜屋で朝ラー。もう思い残すことはない。 pic.twitter.com/jm6cNDGJ2h
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) March 26, 2016
福岡では、博多の「博多一双」や久留米の「ひろせ食堂」も感動的な美味しさ。
写真は「博多一双」。豚骨エスプレッソと言われるスープは軽さと深みがある。
小倉の「一真軒」も印象的な美味しさ。佐賀ラーメン「一竜軒」の流れを汲む。
68 長崎 江山楼本店 ★
長崎新地中華街の江山楼本店、ちゃんぽんの模範のような一杯。クリーミーなまでに濃厚でガツンと満足させる。上や特上ではなく一番安いちゃんぽんをオススメしたい。これは他の店でも同じ。スープの旨味をしっかり感じとるには高級な具材はいらない。 pic.twitter.com/TiK6pzLGo0
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) March 25, 2016
ちゃんぽんは特に好きな料理。異文化が交差する長崎らしい発明。思い入れが強く、つい食べ過ぎてしまう。長崎では2軒ハシゴが当たり前。昨夜は2軒ともふられた。天天有と思案橋ラーメン。今日のランチは2軒とも感動的だった。群来軒と江山楼本店。 pic.twitter.com/VtD8MCDF4D
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) March 25, 2016
69 佐世保 香蘭
佐世保駅の香蘭、最高の長崎ちゃんぽんでした。牡蠣が嬉しい。魚介の味がガツンと旨いのに優しく着地する。若者はもちろん高齢者のお客も多いのが素晴らしい。 pic.twitter.com/q2ghJL3KMF
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) March 24, 2016
佐世保駅の大善と香蘭はどちらも名店。大善はガツンと、香蘭はしみじみ旨い。
写真は「大善」。こんなに魚介の旨味が強烈なちゃんぽんを私は他に知らない。
70 大分 清陽軒本店
大分の清陽軒本店、威厳すら感じる優しい一杯。ずっと食べたかった。現存する大分市内最古のラーメン店。久留米ラーメンの流れを汲む。目新しさや華やかさとは無縁。完成度の高さに改めて驚かされる。老夫婦が作る薄味とんこつは昔と変わらない。 pic.twitter.com/finmEeTR9c
— 諸岡浩太郎 (@memento_moreau) March 21, 2016
人の好みは千差万別。だからこそ自分好みのお店に巡り会えたときの喜びは大きい。私はラーメンを通じて作り手の人柄が感じられたとき、幸せな気持ちになる。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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