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骨の髄まで

「逃した魚は大きかった」
のかもしれない。

久しぶりに迷った。
転職するかどうか。

内定をいただけた。
音大卒×会社員で得たスキルを
活かせそうだった。
通勤も近くなり、終了時間も早くなる。

ただし正職員ではなく、期限付きの職員だ。
給料は下がる。
副業でバイトをする必要がある。

友人や、公認心理士の先生からも「良いのでは?」という感想をもらった。
同じ職種で同業他社の方にも話を聞けた。
非常にリアルに働いているところを想像できた。

だが、内定を蹴った。
note書いている今も、後悔してきた。
冷静に並べたら悪くない条件なのに…。

理由は、夜寝て朝起きることが、コンスタントにできないからだ。
会社を休んでいる。

深夜に寝て、朝遅く起きるレベルにはなってきているので、あと一息だ。
内定先に入社するまでの1ヶ月で、改善できる見込みは充分ある。

だが、決めれなかった。

もう、元の職場に長くいるつもりも
さらさらないのに。
復職も嫌なのに。
唯一の利点としめ挙げるなら、
復職する時に(おそらく)時短が使えるくらいだ。

だったら、とりあえず転職で十分だろう。
バイトを慌てて始めなくても、元職場の退職金はある。
期限付き→更新だったら、働いてみて合わなければ辞めれるし…。
普通の派遣より格段に条件は良いだろう。
そろそろ働かないと、経済的にもねぇ…。

だが、内定を蹴ってしまった。
改めて、後悔しかなくなってきた。

人生初の転職面接だったこともあり、会社を休んでいることを言えなかった。
内定のために言わない選択もあり、雇用側への告知も義務ではない。人による。
私は伝えようと決めたのに、なんか言えなかった。
また、生活×仕事のバランスを取ることが目的の転職なのに、生活費がギリ賄えず、バイトすることになる本末転倒感もネックだった。

朝起きて夜寝るがコンスタントにできていたら、転職に踏み切れたかもしれない。
今の状態だとしても、新しい場所での仕事は問題なく、充分覚えれるだろう。
だが「元気です!元気でした!」という仮面をつけて、上手くいかなかった場合、予想外の出来事が起きた場合が怖かった。
いきなり週5フルタイムで働けるのかも
自信がない。

正直問題、内定をもらった時も
適切な表現ではないが、予想外の妊娠のようだった。
「内定もらっちゃった、え⁈」

少なくとも
「内定もらった!」
「よっしゃ!元の職場辞めれる!」
ではなかった。

一歩を踏み出すべきだったのだろうか。
DV彼氏と別れられず、ズルズル続けている女みたいになっているのだろうか。

だが、現時点で不安要素があるのに、転職までの1ヶ月に回復を賭けるようなやり方も、博打だ。深い谷に架けられている「良くならなきゃ」という吊り橋の上を渡るような気持ちになった。

「分からない。決めれない。が今の状況だと受け入れようぜ。」と長老みたいな自分が宥めてくるが、うるさい。黙れ。

転職を蹴った後悔と、回復を焦らずにいられることに安心する気持ち、どっちにも浸らせろ。今日くらい。

なんとも言えない気持ちを書き連ねたが、
幸いなことに、次の方向性は決まっている。

そこに到達すべく、情報収集、最短と思われるルートの模索はやろう。

何はともあれ、今回の一件で「復職したくないから、本心は今のままでも良いと思っていたけど、復職せずとも、今のままでは、前に進む時にかなり不安を感じる」ことはわかった。深夜就寝→朝遅く起きる が続くメリットはない。

眠らんと!という緊張や不安で寝れなくなることに気づいたので、マジで眠くなってからベッドに行くようにした。
深夜にはなっているが、やっと布団に入って、時間をおかずに眠れる日が増えてきた。
このまま睡眠を前に倒していきたい。

しわくちゃな
紙ゴミ伸ばす
何回も
生きてけるよね?
涙を流す

 

 


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