EDH 青白エイドリアン デッキ解説
はじめに
想定読者層
MTGやEDHを始めたての人。明滅が好きな人(あるいは明滅を憎んでいる人)。エイドリアンを統率者で使っている人、使ってみたい人。
(一緒にお話ししたいです)
想定レベル
デッキパワーレベルは7‐8を想定。cEDHにはどうしても超えられない壁がある気がしてしまう。
めめの価値観
あろまさんのブレイゴ紹介記事に触発されて書いております。明滅好きとして。Noteの構成も真似しております。そして、だいぶEDHに対する思想もあろまさんに近い気がしております。
僕も自分の手を進めるカードは好きだけれど、単に相手を妨害するいわゆるヘイトベア系やロック系のカードはあまり好みません。一人回しが好きだからかもしれません。
有名なカードよりはあまり知られていないカード(オタクカード)を使いたいと思ってしまいます。そんなこんなで、「タッサの神託者」ルートは採用していなかったりします。「エイドリアンじゃなきゃできないことをやりたい」という思いもあります。
絵面の良いカードが好きです。性能より絵面を優先してしまうこともあります。そんなわけで絵面が気に入らないため「つるむ面倒」は採用しておりません。SLDで素敵な絵面になってくれたら嬉しいかも。
状況に応じて異なる使い方ができるカードが好きです。例えば[[忘却の輪]]などの放逐系パーマネントは相手のパーマネントを排除するのにも使えるし、エイドリアンのコンボルートにも使えるので大好きです。なので[[剣を鋤に]]などの単純な除去カードは抜けてしまいました。明滅呪文自体、いろんなことに使える点が気に入っているからこそエイドリアンを握ってるところはあります。
でも[[現実の酸]]はその驚きの効果と絵面の良さから入れております。
そしてエイドリアンが好きです。およそ1年半前にmtg復帰して、初めて自力で組み上げた思い入れがあります。エイドリアンの良さについて詳しくは次項にて。
エイドリアンの良さ
エイドリアンの良いところについて書くのですが、この項は「EDHで強い」とかではなく、単に僕のエイドリアン推しポイントぐらいで見て頂けると幸いです。そして僕は原作を知らないのですが、勝手に設定を妄想していたりします。怒らないでください。
そんなこんなで、良いところの一つ目「エイドリアン一人では何にもできないところ」です。エイドリアンの能力をご存じない方はWikiみて頂くとよいかもしれません。
色々書いてありますが、ETB能力を持っているだけで、出てしまえば単なる4/4バニラみたいなものです()。なので、しっかり介護してあげる必要があります。これが面白いし、デッキやプレイに個性が出てくるところだと感じます。そして、なんとなくダメ男感があって愛嬌を感じます。
なにより、統率者とともにプレイヤーである自分がしっかり戦っている感が出て、そこのロールプレイが好きなのです。
良いところ2つ目は、コンボルートがたくさん用意できるところです。これは強さにもつながりますが、様々なカードの組み合わせで独自のルートに突入できます。基本的には無限明滅ですが、サクリ台から有限明滅して追加ターンで殴り勝つ、みたいな強引なルートも作れます。
他にも良いところあると思いますが、長くなるので一旦こんなもんで。
構築について
デッキレシピ
総マナコストは171です。とはいえ、5マナ以上の呪文はピッチだったり、フリースペルだったり、海門修復だったりなので、実質呪文は4マナ域までです。
[[レモーラ]]と[[リス研]]も入ってますが、時々ブロールみたいな一対一のEDHをするので、その時は[[孤独]]と[[緻密]]に置き換わったりしています。彼らもイラスト推しです。もちろん強いですが!
想定キルターン
一人回しの場合ですが、きちんとマリガンして通常は5ターンでコンボ始動。うまくいけば4ターン。奇跡が起これば3ターンです。とはいえ対戦しているとケアしながら動くことになるので、そんなうまくはいきません。
勝ち方
基本的にはエイドリアンを無限明滅させることを目指します。背景選択となる[[キャンドルキープの賢者]]が場に出ていれば無限ドロー。そこにイニシアチブを絡めるか、大量に沸いた兵士で次のターンに殴るかで勝ちます。
ルート解説
(ほぼ)無限明滅に至るために主に以下の5つのルートがあります。
①[[修復の天使]]、[[守護フェリダー]]ルート
②[[忘却の輪]]、[[拘留の宝球]]ルート
③[[古術師]]ルート
④[[ファイレクシアの供儀台]]ルート
⑤[[ディスプレイサーの仔猫]]ルート
①[[修復の天使]]、[[守護フェリダー]]ルート
以下では両者を「天使」、「猫」と呼びます。もっとも基本的なルートです。これについては、晴れる屋のいってつさんが解説してくれており、そちらをご覧いただけるとわかりやすいかと思います。
上記記事に補足すると、天使や猫を閉じ込めてから明滅を打つほかにも、あらかじめエイドリアンで[[フレッシュの複製体]]などクローン系のクリーチャーをしまっておくことでも無限に入れます。
天使や猫のETBでエイドリアンが明滅した際、出てきたクローンで天使や猫になればよいです。
そのため、僕のデッキには複製体のほかにも[[玻璃池のミミック]]、[[ファイレクシアの変形者]]、[[替え玉]]が入ってます。
②[[忘却の輪]]、[[拘留の宝球]]ルート
これはパーマネントを追放する(放逐する)エンチャントを用いたギミックです。
あらかじめパーマネントAでエイドリアンを放逐。
輪や宝球でAを放逐。
エイドリアンが場に出るので、輪や宝球を放逐。
Aがでるのでエイドリアンを放逐。以下無限。
Aに該当するのは輪や宝球ももちろんですが、ほかにも[[悪鬼の狩人]]、[[パララクスの波]]、[[未達への旅]]、そしてサンダージャンクションで登場した[[同化の神盾]]などです。
また、あらかじめ前述の変形者や[[鏡細工]]をエイドリアンにしまっておくことでもコンボ始動が可能です。
他にも[[レオニンの遺物囲い]]や[[悪鬼の狩人]]でも似たようなルートに入ることができますが、やや幅が狭くなります。
近年の放逐系カードは[[力線の束縛]]など自分のパーマネントを対象に取れないことが多いです。そんな中、同化の神盾など自軍を対象にとれる放逐パーマネントが新規で刷られたり、検索で引っかかるとワクワクしますね。
③[[古術師]]ルート
これは簡単で、墓地に一枚以上明滅呪文が落ちている状態で、古術師をエイドリアンにしまいつつ明滅させることで起動します。色がでるマナファクトや[[フェアリーの大群]]などフリースペルも一緒にしまっておかないと成立しない点は要注意です。
④[[ファイレクシアの供儀台]]ルート
この辺からやや強引なルートになってきます。
無色でもよいのでマナファクトをいくつかエイドリアンにしまった状態で、エイドリアンを供儀台に捧げます。そして統率領域から唱えなおす。
エイドリアンと兵士を生贄にすることで結構な回数唱えなおせますが、無限ではありません。
※これをしてもどうにもならないことも稀に良くある。
⑤[[ディスプレイサーの仔猫]]ルート
これも無限ではありません。ただ[[粗石の魔導士]]が巻き込まれていると、大量のマナファクトを展開しつつ明滅できるので、おおむね勝ちにつながります。
※これをしても(以下略)
おわりに。
以上、簡単ではありますがエイドリアンデッキの紹介でした。初めてのノート投稿で読みづらい点あるかもしれませんが、ご容赦ください。
まだまだデッキ内には紹介したいカードもあり、使い方の考察など記事を投稿していけたらと思います。
以上、お読みいただきありがとうございました!