「現実の酸」＠エイドリアン
めめが使っているEDH青白エイドリアンブリンクデッキにおける「現実の酸」の良いところをお伝えしたい。
そして願わくば現実の酸同好会員とお近づきになりたい。
「現実の酸」とは
消失3をもつ3マナのオーラ。自身が場を離れた際に張り付いていたパーマネントを布告除去する。青いのに土地も含めた全てのパーマネントに触れることができる万能除去である。すごい！
《現実の酸》
エンチャント ― - オーラ
エンチャント（パーマネント）
消失３（このオーラは、時間カウンター３個が置かれた状態で戦場に出る。あなたのアップキープの開始時に、これの上から時間カウンター１個を取り除く。最後の１個を取り除いたとき、これを生け贄に捧げる。）
現実の酸が戦場を離れたとき、エンチャントしているパーマネントのコントローラーはそれを生け贄に捧げる。
なんでも触れるとはいえ、単純に使うと唱えてから除去までに3ターンかかる非常にゆったりとした除去である。
しかもEDHでは12ターン後という途方もない時間がかかってしまう。
しかしながら”しまっちゃうおじさん”ことエイドリアンが出てくれば、その瞬間に即時布告除去を打つことができる万能除去となるのだ！
「3ターンかかるとか悠長すぎませんかw」とか言ってた対戦相手を震え上がらせよう！
オーラはブリンクすると挙動がバグる
しかし、その真価は現実の酸が一旦エイドリアンにしまわれてから発揮される。ここでまずはオーラ呪文に関する比較的馴染みの薄いルールをおさらいする必要がある。
唱える以外の方法によってオーラが戦場に出る場合、エンチャント能力で規定されたオブジェクトやプレイヤーを選び、それについた状態で戦場に出る。この選択は対象をとるものではない。
つまり、オーラ呪文は唱える際には対象をとるが、直接戦場に現れる際は、「対象をとらずに適正な対象に張り付いた状態で戦場に出る」のである！
つまり呪禁や被覆、護法が通用しないのである！
よって、現実の酸がエイドリアンから直接戦場に出た場合、ほぼあらゆるパーマネントに貼りつくことが可能となる。
また、その際対象をとらないため、「誤った指図」や「偏向はたき」でも防ぐことができない。
呪禁土地の代表格「睡蓮の原野」だって壊せちゃう。
布告除去なので破壊不能も壊せちゃう。
唯一プロテクションにだけは触れることはできないものの、カバー範囲は十分ではないだろうか。
そして現実の酸をエイドリアンの無限コンボに巻き込むと、対戦相手全員のパーマネントを根こそぎ墓地送りにすることができる。
やる気デストラクション！
いわば追加ターンを得たようなものなので、次のターンに無限の兵士トークンで殴ればGGである。
運用面の注意点
プレイする際に注意していることを少々。自戒も込めつつ。
まず、唱える段階でカウンターされるのは悲しい。あたりまえだが。
なので、本当に除去したいパーマネントのコントローラーがカウンターもってそうな場合は、あえて唱える段階では別のコントローラーのパーマネントを対象に唱えることもある。すると見逃してもらえるかもしれない。
あとからブリンクすればよいので、まずは着地してくれることを優先するように心がけている（、、、が時々焦って突っ込んでカウンター食らう）。
また、相手がサクリ台を持っている場合、下手にクリーチャーにくっつけてしまわないように注意しなければならない。これも当たり前なのだけれど、貼りついてる状態でサクられると現実の酸も墓地行ってしまいます。
「勝った！」と思った時ほど、慎重に動かねば。（まじ戒め）
ブリンク呪文がカウンターされて、あわあわしているうちに、時間経過で普通に消失しちゃうことも、、、たまに良くあります。
悲しいけど致し方ないね。
おわりに
エイドリアンと現実の酸の組み合わせ、いかがでしたでしょうか。
正直、強さや安定性を追い求めるのであれば抜けてしまうカードだとも思います。しかしエイドリアンだからこその挙動もあり、強さよりも好きが勝ってデッキに残り続けているカードです。ほんとかわいい。
エイドリアンから現実の酸が飛び出す様子を、自身から飛び散る汗で闘う往年の名作シューティングに思いを馳せつつ「超兄貴コンボ」と名づけ日々ニチャニチャしています。（激闘により溢れ出る現実の酸が抑えきれないエイドリアンのイメージ）
以上、お読みいただきありがとうございました！
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