37.薬剤師ママは紙のお薬手帳

病院で薬を貰うようになったら、出来るだけページ数の多い紙のお薬手帳を使う予定です。

お薬手帳は、その人の飲んでいる薬の記録である。どこの病院に行ってもどこの薬局に行っても、一つのお薬手帳に記入することで薬を管理する方法だ。
毎日継続して飲んでいる薬がある人はもちろん、子供にも大変有意義なものである。

私が子供のお薬手帳を使う理由は主に2つ。

1つ目は受診記録として。
いつどこの病院で何の薬をもらったか。いちいち記録しなくても、お薬手帳を持つだけで解決する。薬をもらった後、その時の症状やいつ治ったかなどのメモも書き込める。
体調不良が続いた場合の原因特定に繋がることもある。

2つ目はアレルギーが起きた時のため。
万が一アレルギーが起きた時、過去どの薬は大丈夫だったかを確認するため。
もちろんアレルギーが起きた時にどれで発症したか判断するためにも使う。ただ、これは別に今飲んでいる薬がわかればいいのでお薬手帳がなくてもわかることが多い。
問題はアレルギーが発症してしまった後、どの薬を飲むか。この時、もしアレルギー発症以前に似た薬を飲んでいた場合、今後その薬なら大丈夫と言える根拠になる。

例えば、今までAとBは何度も飲んだ記録がある。今回AとCが処方されアレルギーが発症した。
この場合、Cのアレルギーである可能性が高いと判断される。
そして、次以降はCは飲まない。DやEを出すとアレルギーが起きるかわからないが、AとBはアレルギーがなく飲めることがわかっているので使いやすい。

このようにアレルギーなく飲める薬を特定するためには今まで飲んだ薬の記録が必要になる。

もちろんアレルギーの症状の種類や強さにより対応は異なる。
飲んだ時の体調によって発症したりしなかったりすることもある。一度問題なかったからといって絶対に次以降もアレルギーが発症しないとも限らない。
それでも、判断材料は多いに越したことはない。

そして、これらの判断をするのは主に医師や薬剤師である。
この時電子お薬手帳だとどうしても見せにくい。うまくシステムが連動していればいいが、すべての病院で連動しているわけではないので、スマートフォンを見せることになる。1ページずつタップしながら見るのは、時間もかかる。
紙のお薬手帳であれば見せやすいし、コピーを取れば後から確認してもらうことも出来る。パラパラとざっくり確認しやすい。

なので私は、最初に処方された薬からしっかりと紙のお薬手帳を使いたい。

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