中国人の好きなところ。
こんにちは。
娘のクラスメイトは10人ちょっとなのですが、中国人のお友達が何人かいます。
同じタイミングで入学したこともあり、何度か保護者の方とご一緒する機会がありました。
そこで私が「中国人のここがいいよな」と思うシーンが多数あり、ぜひともシェアしたくなったので書きます。
人に嫌われてもいいから自分の意見をハッキリ伝える
まず第一に私が彼女たちを尊敬する理由がこれ。
兎に角思ったことは「ハッキリ伝える」
忖度一切なし。
めんどくさい言い回しも一切なし。
例えばこんな感じ。
先日、中国人ママのお家で石鹸作りをしました。
尿素やアロマ、オイルを混ぜるのですが「好きな香りを選んでね」と言われました。
お部屋には中国から持ってきたという何百種類ものアロマ。
色々トライしていて、中には「うっ!!」と思うような独特の香りもあります。
でも、普通の日本人代表の私「なかなかエキゾチッックだね!」と決してマイナスワードは使わないようにしていたのですが
中国人ママは違う。
「ゔ!!!なにこれ、私これ嫌い!ゲホっ、ゲホっ、、、!!」
みたいな(笑)
そのリアクションに思わず吹き出してしまった私ですが、それに対する他の中国人ママはノーリアクション。
特に怒るわけでもなく「だよね!」と言った様子。
材料も一つ一つ3g、5g、7gと測っていくわけですが、その辺も結構適当なのかな、と思いきや意外と慎重。
「slowly,slowly…」と呟きながらゆっくりゆっくりボールに入れる。
そういうところも可愛らしいなと思ってしまう。
材料を混ぜる時も
「ハァハァ、、、こんなに大変なの?これ、あなたやってくれない?」
といった感じで基本オーバーリアクション。
だし、諦めるのも早い(笑)
いい意味で適当・いい加減・ガサツ!
石鹸作りの最中、突如かかってくる電話に出る中国人ママ。
中国語なので何を言ってるかはあまりよくわからなかったけど、とにかく急に声がデカくなったり、怒ったり、笑い始めたりして忙しい。
別のママと会話をしようにも、電話の声がデカすぎて半径30cmの距離で全然聞こえない。
もはやカオスなこの状況にも段々慣れてきた。
ちなみにマレーシアでは飲茶とか中華料理屋に行くと、どこもかなり騒がしい。
結構席の間隔が空いてても、中国の人ってご飯の間も一生喋ってるので耳は遠くなるし、必然的に声もデカくなりやすい。
そして、何より彼女たちはガサツなので、水を適当に注いで、その辺にちょっとこぼれててもあまり気にしない。自宅キッチンにもよくわからないニンニクの破片とか、フルーツが置いてあったり、キッチンツールもシェフですか?と思うくらい大量にある。
日本だと、お友達の家にお邪魔すると汚しちゃいけない、とか綺麗にお片付けしないと、、と気を遣うけれど、中国人ママのお宅に行くとそういった点の気疲れは全くない。
一応、片付けもしようとするけど「いいから良いから!置いといて!」と言われるので楽なのです。
もちろん人によっては綺麗好きな人もいると思うので
ひとくくりにはしちゃいけないけど、私の仲良くしてもらってる中国のママたちはそんな感じです。
ハッキリしてるけど優しい。
そんな白黒ハッキリしてる彼女たち。
日本人からすると少しキツく思われるのですが実際はめちゃくちゃ優しい。
華僑の人たちは特に仲間を大事にする文化が根強いので困ってるとなんでもしてくれる。
日本でいう大阪のおばちゃん精神が強い。
例えば、私がおすすめしてもらった中国の激安通販「Taobao」をインストールしたら言語設定が変えられず困っていたところ、
一生懸命調べてくれたけど「う〜ん。なんか変更できなさそう、頑張って中国語覚えよ!」と励ましてくれたり
中国の食材がどこに売ってるかを聞くと、大抵「うちに沢山あるから持ってくわ!」とジップロックに詰め込んで山盛りにお裾分けをしてくれるなど優しい一面が沢山見えます。
人の良いところを見つけるのが得意。
日本語の漢字と似てる部分もある中国語。
彼女の自宅に、中国語で子供たちとのルールを決めた紙が貼ってあったので、私の拙い中国語力で読んでみた。
「早起・・・早起きすること。5分・・・5点。看ipad・・・ipad見る。」
だいたいの意味を予測してみたら
「すごいすごい!なんでわかるの??!」
とこんなちょっとしたことで褒めてくれたりする。
あと学校の中でもこんなエピソードがあった。
娘のスクールでは、誕生日会があって主役の子供達(とその親が)主催で帰りの時間間際に行うのが定番なのだが、その時にgoodie bagといってクラスメイトにプレゼントを渡す習慣がある。
基本的にケーキを含む食べ物はNGなので、だいたいはシャボン玉だったり文房具など実用的なものが多い。
しかし、ある学年になんと生きた亀を持ってきた子がいて、当然先生も知らなかったので驚き&きっと持ち帰ったクラスメイトの保護者も戸惑うだろうということで、先生が当日親たちに連絡をしたそう。
そして、実際に持って帰ってきて育てているのか?と聞いたら「そうそう!めちゃ大変です〜!!」とある中国人ママは言う。
話を聞くとその主役の生徒は、クラスの中で2歳くらい他の子よりも年上だという。色んな事情で同じ年の子よりも2つ下にクラスに在籍している彼に対して、そのママはこう言った。
「亀をもらってきた時はびっくりしたけど、そうやって少し他とは違う生徒を差別することなく、クラスに受け入れて集団生活する学校だということを、私は評価しているよ」
子供が社会に出てから、障害を持った人やLGBTに属する人とも当たり前に仲良くやっていくためにはありがたい環境だと思う。と
中には「こんなもの持って帰ってきて困ります!」と言う保護者もいるだろうし「やったー!亀だー!」と喜ぶ子もいるでしょう。
中国人ママは突如やってくるトラブルに対するキャパシティが広いように感じる。主張も強いけれどあくまで合理的で冷静だしその点は私も彼女たちを見習わないといけない。
中国人とうまく付き合うポイント
素直で、率直で、忖度が苦手な中国人。
勝手に思えるけどやっぱどこか憎めなくて心の底はとても優しい。そんな人たちが私の周りには多い。
あと、これはまさにだけどお金大好き。
人生のテーマが「make money」と言っても過言ではない。
基本的にはみんな根底にこれがある。
なので今、世界中どこに行っても必ずそこに中国人はいるし
日本だって不動産どころか
このところ大企業まで中国人オーナーに買われてきている。
でも彼らは、どの国でも観光ビザは短いし、移住するのも一筋縄ではいかない。
それほど中国のパスポートは他国と比べて信用度が低いのだと、彼女たちの深刻な話を聞いて思った。
だからこそ中国人同士の絆がとにかく強い。
世界中どこに行っても友達か、その友達、またその友達くらいの知り合いが必ずいて、常に助けてくれる。
一方で彼らは親日である。
日本はご飯も美味しいし、安いし、観光地も多く、特に今のシーズン気候もいい。私がこれまで出会った中国人で「日本嫌い!」という人は一人もいない。
コロナが明け、ようやく条件なく中国人の入国が認められるようになった今、日本で何がしたい?と聞くと彼女たちはこう言った。
「和牛を食べて、真珠を買いたい!」
「奈良に行きたい」
「不動産はどう?」
などなど。1聞くと100返ってくるくらい消費欲は高まっているらしい。
こりゃインバウンド儲かるわ。。と改めて思った。
次回日本に帰った時には彼女たちのオンライン買い物ツアーをすることになりそうです。
中国人と仲良く付き合うポイントは以下の3つ
・自分の意見をしっかり言う(大きめの声)
・基本適当でいい(相手に合わせる必要はない)
・お金の話はオープンでいい(それいくら?と聞かれたら包み隠さず答えよう)
ここが好きだよ、中国人ということでこれシリーズ化していきたいと思います。また近々続編書きます。