見出し画像

矢沢あい展

子供の頃ときめいたものだったが、大人になってから見ると色褪せてしまうパターンと、そうでないパターンがある。

私の色褪せないときめきは矢沢あい作品だと思う。りぼんと言う少女漫画雑誌で当時は描いていて、その後にCookieと言う雑誌に移られた作家さんで、小学生だった私は毎月それはもう熱心にりぼんを読んでいたし、矢沢あい作品の付録も大層大事にしていたし、応募者全員サービスのペンケースを擦り切れるまで使っていた。

天使なんかじゃない(以後天ない)から読み始め、これは面白いと過去作のマリブルに手を出し、その後ご近所物語(以後ご近所)や下弦の月、パラダイスキス(以後パラキス)と次から次にハマった。

天ないの晃が漫画に出て来る男性のカッコ良さの頂点だと思ったが、パラキスのジョージにあっさりと更新されてしまったりもした。

そして私が若い頃、革ジャンを着るキッカケになったのがNANAである。

NANA

天ない時代は小学生だったのでファッションがどうのとかは無かったのだが、NANAが始まった頃にはすっかり社会人になった私は革ジャンの虜になっていた。

しかしNANAでは、蓮と言うジョージを超えるくらい超ド級にかっこいいNANAの旦那さんが死んでしまう。
あんなにシドヴィシャスみたいな見た目なんだから、死ぬ事もあるだろうと今の私なら思えるだろうが、当時の私は胸が締め付けられた。そして程なくして連載が止まり更なる苦しみが始まった。

それから20年近く経つ。あっという間にそんなに時間が経っていた。その時間を振り返りながら拝見したが、懐かしいだけで終わらない所が凄いなと思った。

生きてるうちに最後まで読めるだろうか?もうお願いベースでしか言えないが、何とか読ませて欲しいものである。

ちなみに、お土産コーナーは当時のりぼんの付録だったサーカス柄のレターセットの復刻版があり、郵便番号が5桁で今は7桁になったんだよなと思ったりして懐かしかった。

東京では8月8日までやっています。翠の誕生日の2日前までの方がファンには伝わるだろうか?興味ある方は是非是非。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?