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劇映画『孤独のグルメ』観た
劇映画 孤独のグルメを観て来た。ネタバレ無しで感想を書きたい。いや書かせてください。そんな気持ちでいっぱいである。
良かったら全くネタバレしないので、これから観る人も、観るかどうしようか迷っている人も、読んでみてください。
内容は見たらわかるし、もう通常放送の再放送もされ尽くしているので、私から今更述べる事はない。
今回、言いたい事はたった一点だけで
「松重豊さん程の演技うますぎる人が、監督をしたら脇役までも演技うますぎる人が固めてしまいました」
である。
ドラマや映画などの、演技をしているのを観る時に、どんな名作でも絶対に一人くらいは「この物語の世界観とかどうでも良いから今日、売れたいです」って腐った根性の奴が紛れ込みがちである。
これはどうしても避けられないと観る側が諦めるしかない。
何故なら俳優さん全員が同じキャリアでも無ければ、演技の仕方や気持ちの乗せ方や、作品に挑むモチベーションが違うからで、観ている方も今作はコイツが戦犯かーと思うしかないし、酷い時は売れたがりが一人では済まない。
それが今回の劇映画孤独のグルメには全くいなかった。これって実はとんでも無く異常な事で、この作品を踏み台にして己が井之頭五郎を隅に追いやってセンターになろうとせずに、全員が与えられた役にちゃんと向き合って、この物語に添った引きの演技をしてるんだよ。
もうねロケ地どうのやら、食べ物がどうのなんて核の部分の筈なのに、小さな事に思えた。
多分、数多の監督って呼ばれた人史上一番演技が上手い松重豊さんだからこそなせる技なのである。
以前も似たような事を書いたが↑今回の映画は、脇役の配役までも演技力の基準で、きちんと判断してるんだなと思って感心した。
映画のキャスティングの担当のお仕事をされている方は、これに出ている俳優陣を使えば、白々しい嘘臭い演技が減りますよ!とだけ言いたくなったが、余計な世話か。
まぁそんな訳で、映画館で観た方がいい映画だと思います。面白かったです。
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