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冨樫義博展に行きました

冨樫義博展を見に六本木まで行ってきました。

私は幽☆遊☆白書で育ちました。変な表現ですが、実際にそうで、これ以上好きになる漫画ってあるのかなって思う程、好きでたまらず少年ジャンプやコミックスがぼろぼろになるまでしつこく何度も読みましたし、アニメも録画してビデオテープが焼け付くほど週に何度も見返していました。

だけど、いつの日にか幽白が終わりそれはもうガッカリしましたが、お得意の作者の過去作品を全部読む癖を発揮し、てんで性悪キューピッドや狼なんて怖くないも読み幽白の無い寂しさに耐えました。

そうこうしているうちにレベルEの連載が始まり、これがまた面白くて、自分の人生で好きな作品が増える幸せを味わいました。

そして今度はレベルEも終わりました。この二つの作品はもう終わり?って言う感覚のアッサリした終わり方なので、まだ続編を描いてもらえるんじゃないか?と淡い期待をしつつ過ごしました。

結局、続編は出ませんでしたが、今度はハンター×ハンターの連載が始まりました。幽白とレベルEをたしてるようなスタートにやはり夢中になり読みました。

しかし冨樫先生がチラホラジャンプ本誌を休載する様になりました。私はこの作品が未完で終わるかもしれないと心底、恐ろしく思い、完結したら全て読むと勝手に決めました。

本当に好きだからこそ自分の中でルールを設け貫く事にしました。
周りで読んでいる人はもう少し読み進めろと言いますが、私は待つ事を選んだのにルールを変えるのはおかしいと思い、願掛けしながら今日も待っています。
言わないでと言っているのに心ない人からネタバレされても、私が読む時も同じかどうかはわからないと強い信念を持ち、初回の楽しみを先延ばしにして私は待っています。

そんな私も子供の頃から応援して来た冨樫先生の展覧会には行きたいと思い、やっと行って来ました。

駅の柱

結論から言いますと、当時ジャンプを繰り返して読んだことや次のジャンプが待ちきれず、何度も田舎にある唯一のお店を覗きに行った事が昨日の事の様に思い出されました。
そこには私の青春の1ページが確かにあり、胸が熱くなりました。

あの日から遠く離れているのに、気持ちは1990年代に舞い戻った様で本当に懐かしかったです。

小学生だった私に、お前はいつかそのページの本物の原稿を見られる時が来ると教えてやりたい。そんな気持ちになりました。


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