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VRM1.0モデルのダイエット

VRM1.0ファイルを、Unityにインプット、アウトプットするだけで、ファイルサイズが半分以下になることがよくあります。しかも、見た目や動作に変化はないようです。


方法

Unityのバージョンは、2022.3.22f1アセットのUniVRMは、v0.128.0 のVRM1.0用をInport Packageから、あらかじめ、導入しておきます。

下図(Fig.1)に示すように、操作は至極簡単。画面から、VRM1.0ファイルを、Unityのアセットとしてドラッグアンドドロップ。そして、Hierarchyに移動させ、それをVRM1.0として出力するだけです。prefab化は必要ありません。

Fig.1

下図(Fig.2)の振袖モデルは、BlenderからVRM1.0ファイルとして出力された直後で、43.0 MB、そのファイルをUnityにアップして、上記手順で再出力したものが20.3 MBと半分以下にサイズが減少しました。

Fig.2
撮影は、VRM Posing Desktopを使用しました

上の画像(Fig.2)を細かく観察しても、着物柄などのは目見えて劣化していないようです。

減量効果は、ファイルごとに変化しますが、高精細な画像テクスチャを多用しているモデルほど、効果は大きく出るようです。

ちなみに、Unityで減量したファイルを、再度Blenderにインポートし、それをそのままエクスポートすると、ファイルサイズは39.1 MBまで戻ってしまいました。何がファイルサイズを増やしたのか、わかりません。


おわりに

ゲームエンジン特有の効果だと思いますが、どういう機序で、どんな情報が削除されたかわかりません。

見た目や動作において、問題なさそうなので、Tipsとしてご紹介しました。

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