ダイソーの「petit block」楽しすぎワロタwww
そもそもなんでダイソーのおもちゃコーナーに足を運んだかというと、最初の目当てはボードゲームだったんですよ。100円で買えるボドゲがあるって話をインターネッツで見て、僕自身最近TRPGを書いたりもし始めたので少し気になって、それを買いに行ったんですね。
ボドゲはボドゲで評判よさげなやつを買いました。やる相手がいません。
そうしたらそれ以外にも色々売ってるなあ、と目移りが始まり、そして僕はpetit blockと出逢ったんですね。ラインナップの多さと、後述しますが一番上の段に並んでいたロボットのキットにとりわけ目が留まり、「petit blockか……フン、名前は覚えておいてやる。今は生憎手持ちがないのでな」とその日は店を後にしました。
それから数日後、突如立体物が作りたい欲に苛まれた僕は「あのちょっと気になった100均のブロック、買ってみるか……」と思い立ち、ロボットのキットを纏め買いしたわけです。
まあ正直、ちょっとした暇潰しや気分転換になればいいな、くらいに思っていたんですが……思いの外楽しかったんですね。それはもう、こんなnoteをわざわざ書いてしまうくらいには。
というわけで今回はダイソーの「petit block」について紹介してみます。
今回紹介するのはこちらの、ロボットが組める八種類です。
様々な職業の人間、陸の動物・海の動物・恐竜・犬猫・乗り物・食べ物、など色々なキットがあるようです(新幹線の「先頭車両」と「中間車両」で別のキットとして出しているのはなるほど~と思いました)
ちなみに全て袋がジップロックになってて、余剰パーツと説明書を各キットごとに仕舞っておけるんですよ。偉い。
[01 KNIGHT]
頭がちょっとバラけやすいのと、剣の柄のデザインが多少謎。しかし袋にも書いてある通りの稼働箇所の多さで、かなりポージングが自由に決まります。
番号順に組んだのですが、最初に出来上がったこいつを手にとって動かしてみた時の「コイツ、マジか……!?」という衝撃はなかなか大きかったです。100円でこれだけぐりぐり遊べたら全然満足感大きいですよね。
[02 JET]
人型だと、先の[KNIGHT]に比べてちょっとん……? となるかもしれないです、が!
変形……するんすよ……
変形後のプロポーションがかなり綺麗。そして人型の時にちょっと気になった、飾りのようなパーツが飛び出ている箇所が、実は変形に際して別の場所と接続して固定してくれるためのものだと発覚した時は瞠目しましたね。
あとこの、人型の時背負ってて機種になるパーツ、ボールジョイントの凹側がついてるんですが、どちらの形態でもハメる凸がないんですね。恐らくコア・ファイターみたいにこれ単体でも動けますよというディテールなんだと思います。偉い。
[03 FIGHTER]
何せ手がデカいので、重心のなんやかんやで多少立たせづらいかもしれないです。
コイツの特筆すべき点は「背中」だと思っています。背中が格好いいんですわ。
同じ人型の[KNIGHT][SNIPE][JOKER]とこのように並べてみると、それぞれちゃんと背中に個性があるのがよく分かりますね。
体の前面に出てくるのが、機体によって凸側だったり凹側だったりして、拘りを感じます。
[04 BEAST]
八種類の中で唯一人型の部分がない機体。これはもう純粋にかっこいい。
青陣営はコンセプトもカラーリングもヒロイックで、恐らく正義の陣営なんだと思います。逆に赤陣営は渋めの色合いに、トリッキーな特徴を持つ機体が所属していて、対立構造を感じさせますね。
[05 SNIPE]
ここから赤陣営。
シンプル故の可動域の広さで、がっつり「スナイパー」なポージングもできます。
[06 TANK]
半人型の、なんか可愛らしさを感じる機体。癒やし担当。
変形して戦車になります。変形といっても[JET]よりずっとシンプルで、体をぐっと倒すだけなんですが、機体の前後が入れ替わるという一捻りがあって十分「変形」を感じられます。
[07 JOKER]
脚の関節が逆方向になるというトリッキーな機体。足が大きいため、なんと片足で立ちます。びっくり。
跳躍力に長けているという設定らしいです。制空能力において勝っていた[JET]を奇襲攻撃で墜としたことがありそう。
造形もカラーリングもオシャレなんですが、腰パーツがナナメに接続するのがマジでオシャレ。これを組んでいる時には僕はもうpetit blockの全肯定信者と化していたので、組みながら「オシャレ~~~~~!!!!!!!!!!」って大声出して感動していました。
[08 INSECT]
このロボットシリーズに僕が「えっ!?」と思ったきっかけの機体が実はこれです。いうて100均のおもちゃですしメインターゲットの年齢層は恐らく決して高いところじゃないと思うんですけど、そういうコンテンツである程度の種類を展開するとしても、多脚型って出てきます??? もっとシンプルに武器でバリエーションを出すとかが安牌というか、まあ普通なんじゃないかというイメージがあるんですが……
多脚型なんてあるんだ!?と目について、更にその隣の[JOKER]で「逆関節脚!?!? このシリーズ、””ヤバ””だ…………」となって心がぐっと惹かれてしまった感じですね。
腰だけちょっと強度が不安なので、余剰パーツを被せて補強してもいいかもしれません。
ブロックってレゴを筆頭にいろいろありますが、正直結構高いじゃないですか。でもこれは本当に一キット100円で気軽に手に取れるし、パーツが緩かったりとかそういうこともなかったので、本当にいい製品なんじゃないかと思います。
パーツはかなり小さく、1×1透明パーツすら容赦なく存在するので、お子さんのはじめてのブロック遊びに! とは口が裂けても言えませんが(実際対象年齢12歳以上ですし)、童心に帰るアイテムとしてはかなり””良””なのではないかと。
強いて言えば説明書がたまにちょっと分かりづらいことがありました。「あ、そこ一つずらすんだ」みたいなのを、次の工程の図を見てやっと把握する、みたいなことがままありました。でもまあパーツが特別外れにくいみたいなこともないのでどうにでもなります。
で、こうして各キットを組んだわけですが……やはりブロック、ですからね。ブロックでロボットときたら、ちょっとね、合体させないわけにはいかないよなあ!?
(ここから素人成分濃くなります、ご笑覧下さい)
[CAVALRY]――[KNIGHT]+[BEAST]
割と八体ともそれぞれ固有の色を持っていますが、この二機は同じく白を多く使っていたので非常に馴染みました。
[RAIDER]――[JET]+[FIGHTER]
変形機構を作れたら格好良かったんですがまあちょっと無理だったので、フライトユニットにしました。脚も長くなりました。両踵にブレードがついていて足技も使えるように進化しました。多分。
[SPIDER]――[SNIPE]+[INSECT]
やってることは[CAVALRY]と一緒っちゃ一緒ですがだいぶ雰囲気違くできて満足です。
[INSECT]のまだ未熟なAIを、優秀な指揮官である[SNIPE]と同じ機体の中で教育するという目的もありました。しかしある日「肉を切らせて骨を断つ」的なことを実行しようとした[SNIPE]の意図を[INSECT]が汲みきれず、庇おうと勝手に機体を動かしてしまい作戦が失敗する、という事件が起き、やむなく[INSECT]のAIは支援機[WORM]に移されることとなりました。多分。
余剰パーツで作った赤陣営支援機[WORM]。隣は青陣営の余剰パーツ支援機[BABY]。
[CANNON]――[TANK]+[JOKER]
半人型形態は申し訳程度の存在であり、本命は変形後の超高出力固定砲台。
[JOKER]は戦果こそ優秀なものの命令無視や規律違反が目立ちすぎたため、実質的な凍結処分を受けました。機体は[TANK]と合成され、AIは柔軟な思考のためのサンプルとしてほんの一部だけが移植されました。多分。こんなアホ機体に柔軟な思考もクソもなくないですか? それはそう。
体を倒して機体の前後を入れ替える、という[TANK]と同じ変形の仕方にできたのは我ながらポイント高いです。あと変形前の愛嬌も残りました。
[JUDGMENT]――青陣営四機
かなりピースを余らせてしまった上に各機体の原型をあまり留めていないのでそこら辺は悔しいですが、造形としてはまあまあ。
手を持ち上げた状態で止まってくれると思っていなかったのでちょっとびっくりしました。
[INFERNO]――赤陣営四機
写真で伝わりづらいものになってしまいましたが異形腕のドラゴンです。各機体の原型はこちらの方が多く留めていますが[SNIPE]だけかなりバラバラです。文字通り身を粉にして四機を纏め上げたんですね。多分。
ということで、八キットで随分満喫させて頂きました。
とりあえずまたどれかのカテゴリを纏め買いして遊んでみようかなという気持ちでいます。動物系のキットとロボットのキットを組み合わせたらなんか、戦隊モノのロボットみたいなのも作れそうですね。
皆様ももし興味が湧きましたら手にとってみてください。
まだプレオープンらしく、対応地域が非常に限られてはいますが、ネットショップもあります。
追記
簡易撮影ブースはキャンドゥで買いました。最寄りの百均が……キャンドゥなので……
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