美大出てないこじらせ人生ーーーでもただでは起き上がらないよの巻

美大とか行ってないのがずっとコンプレックスでね。ぜーんぜん違う化学のお勉強してました。

その時は全くデザインのデの字も思っていなくて。ある美術展で急激にデザインに惹かれて忘れもしない天保山のサントリーミュージアム。でももうわたしが見た世間は受け入れてくれなくて。

差別もひどかった時代。女は結婚してすぐ辞めちゃうでしょ！だって。ひどいよね。それが30前。だったらとまわりの人のお手伝いをとデザイン名刺作ってたの。その人をイメージして名刺にするの。100人くらいはその時やったかな。たのしかったけど、本業が忙しくて、デザインから遠のいちゃった。

結婚したり離婚したり、海外移住したり、そして起業したり。そんな30代。でもずっとデザインにはしがみついてた。自社商品のデザインや販促物はもちろんわたしがやってた。でもデザインばっかりやるから、肝心な経営疎かにしちゃって。それでも、百貨店とかにも置いてもらったりPOPUPしてがんばってた

だけど、退任。わたしが悪い。考えが甘かったから。そこからまたいろいろあって、ADHDやら発覚。しばらくなんにもできなくて廃人の日々。つらかった。でもね、何回転んだとしてもかならず這い上がるわたしなの。転んだのは7回どころの騒ぎじゃない。でもいつも偶数がやってくる。いまも偶数ターン。

なんとか死にかけでも就活してこんな歳で拾ってもらった会社。どんな仕事でもしようと思ってた。でもつらい日々。2年が経ちそうなときに、デザインやっぱりやりたいですとまわりに本心を言う。するとこの4月からデザインチームに配属決定。みるみるうちに体調回復！たのしすぎて休憩なしで働きっぱなし

先日やったデザインのセミナーは、緊張するも大成功。社内のほとんどの人が参加してくれて200人近くの人に話すというとんでもないことを経験。入社したときは全然話せなくて突然泣いたりしてた。不安定すぎな時期があってね。同期はびっくりしたんじゃないかな。わたしの変わりように。

でも、傲らずまた細々とデザインになにかしら携わっていたい。ゆっくりとゆっくりと。 半生振り返るとやっぱり壮絶でここまで持ち直したことが奇跡に近い。よくやった！わたし！

Xより転記。長文はこっちにしなきゃ。