個展『日常 ver.2.0』
こんにちは、メロンパスです。
前回のnoteと、twitterにて少し告知しましたが、私がアートレジデンスしているギャラリーグルグルハウス高柳にて、15日より私の個展『日常 ver.2.0』が開催されています。
昨年の作品『ジャパニーズ・マナー -ウチとソト、本音と建前の境界-』(古民家で使われていた戸板にコミックイラストを描いた作品)以降、主軸の制作コンセプトとしている『現実(日用品)の非現実化(または非現実による現実の侵食)』をテーマとした展示です。
戸板のほかにも屏風、カップ麺、缶ビール、石など、日常の断片にコミックイラストを描いた作品が中心です。
その他には、非現実化のもうひとつの試みとして、『google翻訳による現実の改変』を行った作品などもあります。銀屏風の作品『danse_macabre.exe』にて大阪メトロの路線図の駅名をGoogle翻訳で何度も再翻訳し、現実をAIが変質させ、非現実にしてしまうさまを表現しましたが、それと同様の試みです。
第44回東京展 優秀賞受賞作品『danse_macabre.exe』徹底解説|メロンパス◆グランジコミックアート @melonpas|note(ノート)https://note.mu/melonpas/n/n8a3eed17e196
画像は森鴎外の『舞姫』をGoogle翻訳にて日本語→ドイツ語→日本語…と10回程度往復させた文章を元に、和紙に描いた習作です。髪はスリットに覆われ、まつげの半分は青い旗になっているというGoogle翻訳の描写を意識しました。
また、前回のnoteでお伝えした通り、2016年に描いた漫画『青く透き通った独善』も展示公開しています。
会期はなんと2月末まで!高柳が雪で埋まるオフシーズンを利用させていただく形ではありますが、来夏に新潟のNSG美術館にて行われる大々的な個展に向けて、さまざまな展示方法を試す場としても活用させていただいております。
そのため不定期に展示内容の入れ替えを行っていきます。移ろいゆく現実改変の世界をぜひ体感してくださいませ。
メロンパス 滞在制作展 『日常 ver.2.0』
■会期
2018.12.15~2019.2.28 / 9:00~18:00
■会場
ギャラリーグルグルハウス高柳
新潟県柏崎市高柳町岡野町1750
090-8331-1202(今井)
E-mail guruguruhouse.takayanagi@gmail.com
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