おいしくるメロンパン「透明造花」の解釈

こんにちは。めろんぱんです。

今回は、おいしくるメロンパンの「透明造花」という曲のわたし的な解釈を紹介します。

この「透明造花」という曲は、2020年4月22日にリリースされました。
また、今月20日発売のミニアルバム「theory」にも収録されています。

YouTubeにてMVも公開されていますので、一度聴いてみてください！

歌詞はこちらです！

夏の模造品を　あなたは幾つも持っていた
極めて風流な　日傘から覗く永遠や
今でも夢に見るのさ
僕はもうどこにもいないから　縋っちゃいけないよ
凛と咲いておくれ
陰謀を謳歌した　終わりなきその命に
水滴のような解　それも偽りというなら
軋む黄昏　靡く鉄
遍く全てに本当なんてないね
遮るように翳した掌に掴ませる便箋
熱りのさった空を仰いだ
日焼けの跡だけがそこに残った
波のさらった砂に描く点線
夏のような　あなたのような
それは二度とは来ない季節　刻む
僕はもうどこにもいないから
泣いて笑ってよ造りものの愛で
さよならあなたと凪ぐ街よ
遠く　遠くへ　滲む水平線へ

この曲のわたし的な解釈を歌詞を追いながら紹介します。

夏の模造品を　あなたは幾つも持っていた
極めて風流な　日傘から覗く永遠や
今でも夢に見るのさ

この部分で、時期は夏。
日傘を差すのはおそらく女性、あなた＝女性
夢に見ているのは「あなた」または「あなたと過ごした時間」であると考えます。

僕はもうどこにもいないから　縋っちゃいけないよ
凛と咲いておくれ

僕は何らかの事情であなたと離れることになった。
「凛と咲いておくれ」からはひとりでもちゃんと生きてね、というメッセージが感じられます。

陰謀を謳歌した　終わりなきその命に
水滴のような解　それも偽りというなら
軋む黄昏　靡く鉄
遍く全てに本当なんてないね

「陰謀」とは密かに悪いことを企むことをいいます。
この部分からは、僕とあなたは何か悪いことを企んでいたと考えられます。
「偽り」「本当なんてない」からは何かが嘘である、間違いである印象を受けます。

遮るように翳した掌に掴ませる便箋
熱りのさった空を仰いだ
日焼けの跡だけがそこに残った
波のさらった砂に描く点線

夏が終わって日焼け跡だけが形として残った。
波のさらった砂に描く点線＝砂浜を歩いてできた足跡
僕は浜辺を歩いてあなたから離れていったと感じます。

夏のような　あなたのような
それは二度とは来ない季節　刻む

あなたは夏のような人でした。
あなたと過ごした夏はもう二度と来ないです。
この季節を、あなたを、胸に刻みます。
という僕の気持ちではないでしょうか。

僕はもうどこにもいないから
泣いて笑ってよ造りものの愛で
さよならあなたと凪ぐ街よ
遠く　遠くへ　滲む水平線へ

僕はもうあなたと一緒にいられないけど幸せになってね。
さようなら。という意味だと思いました。

ここからは私の妄想のストーリーを紹介します。

あなたは結婚していて旦那さんがいます。
でもあなたは夏の間だけは海の家で働くので一緒にはいません。

僕は海の家でのバイトに応募した大学生。
海の家で出会った僕とあなたは恋に落ちてしまう。
でもあなたには旦那さんがいます。

いけないことだとわかっていても、この気持ちが止められません。
この夏だけでいいから、間違いでいいから、一緒にいさせて欲しい。

夏が終わって僕は日常に戻らなきゃいけない。
あなたとの時間は形に残らない。
日焼け跡だけがあなたとの時間が本当だったと思い出させる。
砂浜を歩いて帰った。

あなたと過ごしたこの夏は二度と来ない。
あなたには二度と会えない。
それでも僕はこの気持ちを忘れません。
あなたと過ごした暑い夏のことを、あなたのことを、ずっと覚えています。

あなたには幸せであって欲しい。
あなたとはもう会わないけど、笑っていて欲しい。
「さようなら」滲んで見える水平線に呟いた。

しばらく経っても、今でも、夏とあなたを夢に見るよ。

以上が私の妄想です！

曲を聴いて1番最初に浮かんだ話を紹介しました！

MVを見てからだとまた違う想像が膨らみますね。
お墓が映っている＝あなたが死んでしまったからもう会えない。
空の花瓶が映っている＝あなたがいなくなってしまったから花瓶に花を飾る人がいない。＝透明造花

ナカシマさんがどんな気持ちでこの曲を作ったのかはわかりませんが、こんなふうに私の想像する余地を残してくれる歌詞が大好きです。

皆さんはこの曲からどんなことを想像しましたか？

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