アントニオの歌
アントニオはブラジルの魂の音楽
フレーヴォに生きてそこから離れない
僕たち二人の想いは100%本物の筈だ
あの時のダンスをまだ踊れるのなら
やり直しは出来るはず
忘れかけたあの懐かしい歌の流れのままに
口ずさんでみよう
虹に溶け込む淡い光が滲んでゆくように
わだかまりは消えてゆくだろう
さあ歌おうこの歌を
アントニオは何もない砂漠が好きで、
でも雨で潤うよう天に祈ることもする
アントニオは、楽しみにはちょっとした痛みも
あるものだと教えてくれた
リオの空で雄々しく舞うコンドルは
ロサンゼルスでは羽根をむしられインディアンの
羽根飾りになってしまった
ロスでの日々は何をしても、上手くゆかなかったけれど
アントニオのサンバが僕をアマゾンに招き入れてくれた
さあ歌おうこの歌を
マイケル・フランクスが敬愛する
アントニオ・カルロス・ジョビンを
想ってつくった名曲「アントニオの歌」から意訳